ラノベブログDA王

ブログでラノベを連載するよ。

王道ファンタジーに学園モノ、近未来モノまで、ライトノベルの色んなジャンルを、幅広く連載する予定です

この世界から先生は要らなくなりました。   第03章・第02話

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可児津 姫杏

 最初は熱でフラついていたが、ドラッグストアで風邪薬を買って炭酸水で流し込むと、気分も幾分か良くなり腹も空いてくる。

「あ、お腹が鳴りましたね。先生も朝はまだなんでしょ?」
「気分が悪くて、食べる気にならなかったからね」
「じゃあ、ハンバーガーでいいですか? ここ、スマフォクーポンが使えるんですよ」

「ああ、ぜんぜん構わないよ」
 まだ次にアパートも決まっていない現状では、ハンバーガーショップのお値打ちなモーニングセットは、むしろ有難かった。

 ボクがさっそくハンバーガーを頬張っていると、女子高生たちはよくありそうな限定メニューのハンバーガーを、スマホで撮影してSNSにアップしている。

 正直に言えばボクは、一度見た単語や文章などは、覚えようと思えば一瞬で覚えてしまうのだが、ことコンピューターやSNSに関しては致命的に覚えられなかった。
スマホも、同じメーカーのシリーズを使い続けている。

 ちなみにだが、SNSがソーシャル・ネットワークサービスの略語であることも覚えているし、動画のストリーミング配信の仕組みなんかも知っている。

 ようは、スマホのどのボタンを押せばどうなって、どこをクリックすればどのページに飛ぶのかも解からず、使いこなせないでいるのだ。

「ところで気になったんだケド、ライブのチケットは持ってきてるよね?」
 卯月さん、花月さん、由利さんの三人の女子高生は、カバンやバッグの類を一切持っておらず、少し不安になって聞いてしまった。

「え? 今どき、これですよ」自分のスマホを振る、卯月さん。
「もしかして先生、電子チケット知らないんですかぁ?」
「先生のもさっき、送っておきましたよ。サイトで登録、まだとか?」

 まだも何も、やり方が解らない。
こうなってしまうとボクに、『恥を忍んで聞く』以外の選択肢は残されていなかった。

「先生、ウチのお父さんでももっとSNS、使いこなしてますよ?」
「ネットで登録するだけが、どうしてあれだけ理解できないんですか?」
「面目ない……」ボクはこうやって、劣等生の気持ちを理解している。

 地下鉄の中でも散々に言われた。
改札を出た先の階段を、女子高生の後ろに付いてトボトボと歩いていると、後ろから誰かがぶつかった。

「おっと!? ゴメンやで、あんちゃん」
 クルクルとした真っ赤なツインテールが、慌ただしくボクの目の前に出て舞い踊る。
「ウチは今、ちーとばかし急いどるん……やって、アレ?」

 顔を上げると、階段を昇る三人の女子高生の後ろに、茹で蟹のような色のツインテールの少女がいた。

「あれ、キミは……?」
 その時、駅に地下鉄の車両が入ってきたのか改札の方から風が吹き、少女たちのあまり長くないスカートを舞わせる。

「いやあああ!?」「きゃああ!!」「うわあああ!!?」
 可愛らしい悲鳴をあげ、スカートを抑えつける卯月さん、花月さん、由利さん。

「先生、なに見とんねや! エッチィ!?」
 真っ赤な髪の少女は、ボクのみぞおちに左ストレートを叩き込んだ。

「ぐはッ!?」腹に激痛が走り、呼吸が止まる。
 ボクは、その場にうずくまった。

「あ、あなた、キャンさんじゃないですか!?」
 卯月さんが大きな声を出す。

「ホントだぁ。あたしたちこれから、キャンさんのライブに行こくところなんですよ」
「間近で会えて、光栄です。あれ……でも今、先生を先生って?」
 由利さんが、首をかしげている。

「可児津 姫杏(かにつ きあ)。彼女はボクの生徒……なんだ」

 教室では、普通の黒髪ツインテールだった少女は、ボクの教え子だった。

 

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糖尿病で入院中に描いたイラスト・003・キング・オブ・サッカーのトップ絵

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入院中に描いた下書き

 糖尿病で入院中描いたイラスト、まとめてラノベ用のトップ絵にしてみました。

 元は漫画として描こうと思った作品でしたが、ネームを集英社に持ち込んだら落とされてしまった。

 その時は、いつも見てくれていた担当のH氏が夏休みかで、若い新人の担当者さんに見てもらったんだよね。
結果は変わらなかったかも知れないけれど、信頼する担当に見てもらえばよかったかな。

 久しぶりの持ち込みだったから、H氏もすでに担当編集者じゃなくて、副編とかになってた可能性もあるかも。
(ちなみにH氏は、バクマンという漫画で副編から編集長になってた)


キング・オブ・サッカー

 『キング・オブ・サッカー』という作品は、プロのサッカー選手を目指す少年、御剣 一馬が自分が通う高校のサッカー部に入部できなかったところから始まります。

 今でこそサッカーはメジャーな題材ですが、週刊少年ジャンプで『キャプテン翼』が連載されたのが、サッカー人気を押し上げる大きな原動力になったと思います。

 でもキャプテン翼以降、週刊少年ジャンプで連載されたサッカー漫画って、ほぼ人気も出ずに終わっちゃうんですよね。
そんな壁に、ボクもチャレンジしてみたワケですが……残念な結果でした。

 サッカーがメジャーになるに連れ、技術だとか戦術とかを描くサッカー漫画が多くなってしまったケド、本質はそこじゃない気がする。
大空 翼がそうであったように、サッカーを楽しむ心が大事なんじゃないかと。

 そんな感じで描いたのが、キング・オブ・サッカーという作品でした。

 リベンジみたいな意味も込めて、今回ラノベにしようかと思った次第です。
トップ絵が完成しだい、載っけてく予定です。

ある意味勇者の魔王征伐~第6章・10話

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サタナトスVS舞人

 舞人が憧れた『赤い髪の英雄』は、今まさに大勢の人々が暮らす、ニャ・ヤーゴの街を破壊しようとしていた。

「人間どもの希望を、その両肩に背負った英雄が、魔王と化し人間どもを焼く尽くすのさ。どうだい……これホド面白い余興って、他にないだろう?」
 天使の如く純粋な微笑みを浮かべる、サタナトス。

「そんなコトは、させない! ボクの憧れた英雄は、太陽のように温かく人を惹きつけるから『英雄』なんだ!」
 勇ましく、ガラクタ剣を構える舞人。

「ヤレヤレ……キミはどこまで愚かなんだい。絶対的な強さを誇るシャロリューク=シュタインベルグが、魔王と化しているんだ。キミの能力で、伏防げるホド甘い炎じゃないと思うケド?」

 舞人の前で渦を巻く巨大な炎のトルネードが、サタナトスの言葉を裏付ける。

「聞いてくれ、シャロリュークさん! ボクは、あなたの背中に憧れた。あなたみたいに、カッコ良くなりたかった。あなたみたいに、大ぜいの人たちの喝さいを浴びたかった!」
 蒼髪のボサボサ頭の少年は、有りっ丈の力を『ジェネティキャリパー』に込める。

「アハハハ、この後におよんで英雄に命乞いかい? だけどムダさ。彼の意識はもう無いんだ。このボクの剣、『プート・サタナティス』によってね」

 紅き魔物が、真っ白に輝く灼熱の魔弾を放った。
「ご主人サマ、逃げるのじゃ!!?」
白く透き通った手を伸ばす、ルーシェリア。

「シャロリュークさんを、『魔王』になんてさせるものかあぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」

 少年の叫びもろとも、煌めく超高熱の光がすべてを飲み込んだ。

「……ご、ご主人サマァァァァァーーーーッ!!?」
 漆黒の髪をした少女の、悲痛な叫びも完全に爆音にかき消される。

 地面や岩盤をも蒸発させる、真っ白な光の熱風が辺り一面を焼き尽くす。
岩石の混じった土煙が霧のように辺りを覆い、丸くくり抜かれた地上に干上がった川の水が流れ込んだ。

「バ、バカな……!? 灼熱の炎が街を襲わないだと?」
 宙を舞いながらも、驚きを隠せないサタナトス。
それどころか、光の炎の一部が金髪の少年を襲っていた。

「このボクに傷を負わせ……なお且つ、あの攻撃を防ぎ切ったと言うのかッ!?」
 巻き上げられた土砂や岩石が、バラバラと舞い落ちる先には、地面に横たわる少年と傍らに立つ少女の姿があった。

「ど、どういうコトだ。真っ白な光の渦が……段々と小さくなっていく!?」
 消し飛ばされた左半身を押さえながら、ルーシェリアに問いかける。

「まったく……ご主人サマは、なんと言う無茶をするんじゃ……」
 ルーシェリアは血塗れの少年の頭を、自らの膝枕に乗せ汚れた額を拭く。

「ど、どこへ行ったんだ……赤毛の英雄。いや、赤毛の破壊神は!!?」
「そんなモノは、もうどこにもおらんのじゃ」
「お前、なにを言って……!!?」

 驚きの表情を浮かべるサタナトスの瞳に映ったのは、赤い髪の少女の姿だった。
少女は全裸で、魔王シャロリュークがいた場所に横たわっている。

「ああ、そうじゃとも。お前の剣が、人を魔王へと変えてしまう能力であれば、ご主人サマの剣はな……魔王を女の子に変えてしまうのじゃ!」
 ルーシェリアは、自らの自慢のようにそう答えた。

 彼女の言葉には、『もし、この青髪の少年に手出しをすれば、全力を持って相手をする』と言う気迫が込められており、傷を負った金髪の少年は手を出すのをためらう。

「フッ……まあいいさ。計画通りでは無かったが、これで『赤毛の英雄』は失われたんだ。完璧なハズのボクの計画に、狂いが出てしまったのは腹立たしいケドね」

 サタナトスはそう吐き捨てると、蜃気楼の剣士から奪った幻剣・『バクウ・ブラナティス』で『時空の扉』を創って、その中へと消え去った。

「ヤレヤレ……じゃのォ。何とか、行ってくれたか?」
 実際のところ、ルーシェリアに戦う力など殆ど残されてはいなかった。

「ご主人サマよ、カッコ良かったぞ。まあ、少しだけじゃが……な」
 少女は、全ての力を出し尽くして気を失った少年の額に、軽く口付けをする。

「しかしのォ……ご主人サマよ。これからどうするのじゃ? 人間どもの希望の象徴である赤毛の英雄を、女の子に変えてしもうて」

 漆黒の髪の少女が目線を送った先には、全裸の『紅い髪の少女』が横たわっていた。

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この世界から先生は要らなくなりました。

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目次

第一章・先生を必要としない世界

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話

第二章・ユークリッド

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話
第十九話 第二十話 第二十一話

第三章・星空の教室

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話
第十九話  第二十話 第二十一話
第二十二話 第二十三話  

第四章・新たなるメディア王

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話
第十九話 第二十話 第二十一話
第ニ十ニ話 第ニ十三話 第ニ十四話
第ニ十五話    

第五章・扇動される世界

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話
第十九話 第二十話 第二十一話
第二十二話 第二十三話 第二十四話
第二十五話 第二十六話 第二十七話
第二十八話 第二十九話 第三十話
第三十一話 第三十ニ話 第三十三話
第三十四話 第三十五話 第三十六話
第三十七話 第三十八話 第三十九話

第六章・新米教師とスキャンダル

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話
第十九話 第ニ十話 第ニ十一話
第二十ニ話 第ニ十三話  

第七章・壮大なる実験

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話
第十九話 第二十話 第二十一話
第二十二話 第二十三話 第二十四話
第二十五話 第二十六話 第二十七話
第二十八話 第二十九話 第三十話
第三十一話 第三十二話 第三十三話
第三十四話 第三十五話 第三十六話
第三十七話 第三十八話  

第八章・生徒たちのステージ

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話
第十九話 第二十話 第二十一話
第二十二話 第二十三話 第二十四話
第二十五話 第二十六話 第二十七話
第二十八話 第二十九話  

第九章・教師としての試練

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話
第十九話 第二十話 第二十一話
第二十二話 第二十三話 第二十四話
第二十五話 第二十六話 第二十七話
第二十八話 第二十九話 第三十話

第十章・冥府のアイドル(ベルセ・ポリナー)

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話
第十九話 第二十話 第二十一話
第二十二話 第二十三話 第二十四話
第二十五話 第二十六話 第二十七話
第二十八話 第二十九話 第三十話
第三十一話 第三十二話 第三十三話
第三十四話 第三十五話 第三十六話
第三十七話 第三十八話 第三十九話
第四十話 第四十一話 第四十二話
第四十三話 第四十四話 第四十五話
第四十六話 第四十七話 第四十八話
第四十九話 第五十話   

第十一章・神於繰 マドルの事件簿

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話
第十九話 第二十話 第二十一話
第二十二話 第二十三話 第二十四話
第二十五話 第二十六話 第二十七話
第二十八話 第二十九話 第三十話
第三十一話 第三十二話 第三十三話
第三十四話 第三十五話 第三十六話
第三十七話 第三十八話 第三十九話
第四十話 第四十一話 第四十二話
第四十三話 第四十四話 第四十五話

この世界から先生は要らなくなりました。   第03章・第01話

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雨の夜

 ボクは寝室を出ると、ユミアも付いてきた。

 教師としての契約条項や、給料を振り込む銀行など一通りの書類にサインしてユミアに渡す。
「これでいいかな?」「そうね、OKよ……」
 そう口にした栗色の髪の少女は、不安が顔に出ている。

「やっぱ心配か? 今のところ彼女たちが、キミに何か危害を加えるようには思えないが……」
 ボクが契約を結んだ少女は、かつて学校に行けないくらいのイジメに遭っていた。

「別に……もう子供じゃないんだから、余計なお世話よ!」
 そんな妹を見かねた兄である倉崎 世叛は、ユー・クリエイター・ドットコム、通称ユークリッドを立ち上げる。

「そうか。でももし何かあったら、スマホかメールで知らせてくれ」
「必要ないって、言ってるでしょ!」
「アレ~先生まだいたの。これからお風呂なんだけど?」

「このマンション、屋上がプールと巨大浴場なのだそうですわ。ジャグジーもあるみたいですよ、お姉さま!」
「そうなんですの? わたくしの美しさにも、一層の磨きが……」

 レノンや、アロアとメロエの双子姉妹の視線が突き刺さる。
「わ、わかったよ。すぐに帰るから」

 慌てて玄関に向かうボク。
「みんな仲良くやるんだぞ。じゃあ、また明日な」

 部屋を出て、外を見渡せるエレベーターに乗り込むと、夜の街に静かに雨が降っていた。
「今日の授業……彼女たちはどう思ったのだろう?」

 夜のキャンバスを背景に、透明なガラスに映った自分に自答する。
「ユークリッドが存在する現在、本当に彼女たちにボクの授業は必要なのか。教師になりたいっていうボクのエゴを、押し付けてるだけじゃないのか?」

 高層マンションのエレベーターは、雨と共に地面に向かって降下した。

 ボクはその日、教え子となった少女たちが、どんな風にジャグジー付きの巨大風呂に入り、どんなパジャマパーティーを開いたのかを知らない。


「願わくば……和気あいあいのパーティーであるコトを、祈るばかりだ」
 生徒たちの心配をしながらマンションを出ると、勢いを増した雨が土砂降りとなってアスファルトに叩きつけられていた。

「マ、マジかよ!? 傘、持ってきてねーぞ」
 ボクは覚悟を決めると、雨の街に駆け出した。

 翌日、退去期限の迫ったアパートの一室で目を開けると、なんだか視界が揺れる。
「やっぱこうなったか。途中のコンビニでビニール傘は買ったが、それまでにかなり濡れたからなあ」

 契約した先生としての授業は、午後のみだった。
「とりあえず、午後までに薬で抑え込むしかないな。それにもういい加減、次の転居先を探さないと路上で寝る羽目になるぞ……」

 アパートの扉を開け外に出ると、卯月さん、花月さん、由利さんの三人の女子高生も、どこかへでかけようとしているところだった。

「アレ、先生も今からお出かけなんですか?」
「でもなんか、フラついてません?」
「顔も赤いですし、熱があるんじゃ……」

 三人は同じアパートの同居人で、ボクがまだ大学の教育学科に在籍していた頃に、教育実習で派遣された中学で受け持った生徒たちだ。

「ああ、昨夜の雨にやられてね。でも大したコトは無いから、ドラッグストアの薬でなんとかなるだろ」

「そうなんですか? 気をつけてくださいね」
「わたしたち、これからライブ見にいくんですけど、先生もどうですか?」
「もちろん、ドラッグストアまで付き合いますから」

「え? こんな時間から、ライブがあるの」
「駆け出しのインディーズバンドだから、午前中の安そうな時間帯にライブするコトが多いんですよ」

「そ、そうなのか? でも、チケットが……」
「全然余ってま~す。もちろん、無料でいいですよ」

 ボクは三人の女子高生に連れられ、ライブハウスに行くことになってしまった。

 

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萌え茶道部の文貴くん。

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目次

第一章・茶道の極意

第一話 第二話 第三話

第二章・オワコン棟のキワモノ部

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話

第三章・キワモノ部と生徒会

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話    

第四章・醍醐寺

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話        

第五章・大須商店街

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話       

第六章・大茶会の激闘

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話
第十九話    

最終章・エピローグ

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話

 

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ある意味勇者の魔王征伐

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目次

第一章・旅立ち~

第一話 第二話 第三話

第二章・ザ・ステューピット

第一話 第二話    

第三章・魔王城攻略戦

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話  

第四章・死霊の王

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話

第五章・躍動する舞人

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話

第六章・金髪の天使

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話    

第七章・二人の英雄

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話  

第八章・二つの剣の攻防

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話
第十九話 第二十話 第二十一話
第二十二話 第二十三話 第二十四話

第九章・女王誕生

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話  

第十章・暗躍のサタナトス

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話

第十一章・海皇の剣

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話
第十九話 第ニ十話 第ニ十一話
第二十二話 第二十三話 第二十四話
第二十五話 第二十六話 第二十七話
第二十八話 第二十九話 第三十話
第三十一話 第三十二話 第三十三話
第三十四話 第三十五話 第三十六話
第三十七話 第三十八話 第三十九話
第四十話 第四十一話 第四十二話
第四十三話 第四十四話 第四十五話
第四十六話 第四十七話 第四十八話
第四十九話 第五十話 第五十一話
第五十二話 第五十三話 第五十四話
第五十五話 第五十六話 第五十七話
第五十八話 第五十九話 第六十話
第六十一話 第六十二話 第六十三話
第六十四話 第六十五話 第六十六話
第六十七話    

第十二章・天空都市の王

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話
第十九話 第二十話 第二十一話
第二十二話 第二十三話 第二十四話
第二十五話 第二十六話 第二十七話
第二十八話 第二十九話 第三十話
第三十一話 第三十二話 第三十三話
第三十四話 第三十五話 第三十六話
第三十七話 第三十八話  

第十三章・混沌の戦い

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話 第十七話 第十八話
第十九話 第二十話 第二十一話
第二十二話 第二十三話 第二十四話
第二十五話 第二十六話 第二十七話
第十三話 第十四話 第十五話

外伝・アズリーサの悲劇

第一話 第二話 第三話
第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話
第十話 第十一話 第十二話
第十三話 第十四話 第十五話
第十六話    

 

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