ラノベブログDA王

ブログでラノベを連載するよ。

王道ファンタジーに学園モノ、近未来モノまで、ライトノベルの色んなジャンルを、幅広く連載する予定です

キング・オブ・サッカー・第一章・EP012

紅華 鳴弦 ボクは終点から二十分くらい歩いて、一つ先の停留所まで戻る。 紅華さんの知り合いの女子高生たちが、降りていったところだ。終点の車庫も兼ねた停留所と比べると、遥かに賑わっているなあ。 ターミナルかあ。地下鉄で帰った方が安いかも。料金く…

この世界から先生は要らなくなりました。   第03章・第10話

自殺 「ずいぶんと、古そうなアパートだな。ここがタリアの家らしいが……」 細い通りから、更に奥まった場所にアパートはある。街路灯は薄暗く、道には雑草が生え、アスファルトがひび割れていた。「まるで、廃墟ね。コンクリートのブロック塀も、崩れ落ちそ…

一千年間引き篭もり男・第04章・09話

娘たちの闘い MVSクロノ・カイロスと同等サイズの、巨大な艦が変形した『漆黒の海の魔女』は、驚異的なスピードで突進してくる。 「わああ、パパ!」「おっきなのが追ってきたよォ!」「あんなの反則じゃん!」「ど、どうしよう」 娘たちの不安な意識が次…

萌え茶道部の文貴くん。第六章・第十九話

茜雲 大茶会は、満場の人々の歓声や拍手と共に幕を閉じた。 笑顔の客人たちが、次々と会場を後にする。千乃 玉忌の姿も、いつの間にか消えていた。 「……オレは、全てを失った」 そんな中、一人席を立つ事さえ出来ないでいる男。「親父が築き上げた会社も、醍…

キング・オブ・サッカー・第一章・EP011

女ってのは 「えっと、なになに?」「デッドエンド・ボーイズ・サッカークラブの……」「御剣 一馬……くん?」 女子高生たちは、名詞に描かれた情報を可愛らしい声で読み上げる。 「かっこいい名前だね」「でも、サッカークラブってコトはさ」「このコ、トミン…

この世界から先生は要らなくなりました。   第03章・第09話

狭い空 「ユミア……どうしてここに?」 ボクは突然現れた、栗色の髪の少女に問いかける。 「どうしてじゃないわよ。どうせ先生のコトだから、何の情報もなく美乃棲 多梨愛を探しに出ようとしてたんでしょ?」 まさにその通りだった。でもボクは、彼女が自然に…

ある意味勇者の魔王征伐~第7章・6話

新たな英雄 「だからさぁ、カーデリア。ほんの悪戯心じゃねえか?」 「アンタって奴は……ホントにもう、飽きれてモノが言えないわよッ!」 ニャ・ヤーゴの城の会議室で、パッションピンクのクルクル髪の少女が、小柄な赤毛の少女に向って怒りを撒き散らしてい…

キング・オブ・サッカー・第一章・EP010

トミン 「お前、御剣 一馬ってのか?」 もう一度、名刺を確認しボクを見る、紅華 遠光。 『コクコク!』 その通りだと、必死に顔をタテに振って訴える。 「ふ~ん、デッドエンド・ボーイズ……サッカークラブねえ」 名刺には、ボクの名前と顔写真のほかに、当…

一千年間引き篭もり男・第04章・08話

漆黒の海の魔女 深淵の宇宙で繰り広げられる、SFロボットアニメの如き空間戦闘。 「次は、わたしたちの番だぁ」「実力、見せちゃうよォ!」「あんなヤツら、やっつけちゃお」 「マテアやマテカ、ステアたち、マスカット色のポニーテールの十二人だな?」『彼…

キング・オブ・サッカー・第一章・EP009

紅華 遠光 「ボ、ボクも……く、倉崎さんみたいにッ!」 深夜のコンビニは人もまばらだったが、ボクの精一杯の叫び声は、それでも店内で流れる音楽に負ける。 「それにはまず、試合をこなさなきゃならんだろ」「は、はひッ」あ、噛んだ。 「サッカー選手の体は…

この世界から先生は要らなくなりました。   第03章・第08話

美乃棲 多梨愛(みのす たりあ) 「なあ、みんな。タリアは昨日の夜は、みんなと一緒に寝たんだよな?」 姿を見せなかったのは、『美乃棲 多梨愛(みのす たりあ)』という名の少女だ。 「はい。少なくとも今朝までは一緒でしたね」 正義を重んじるライアが…

ある意味勇者の魔王征伐~第7章・5話

英雄たちの末路 ニャ・ヤーゴのそこそこ豪奢な浴場で開かれた、女だけのハズの会議。次第に互いの緊張を緩めながら、進んでいった。 「そう言えばシャロリュークさん、まだ見つかってないんですよねえ?」「アイツのことだから、今頃どこかでロクでも無い悪…

萌え茶道部の文貴くん。第六章・第十八話

茶会の終焉 渡辺の周りの畳には、いつの間にか抹茶茶碗がいくつも置かれている。 「『抹茶茶碗』とは茶道において、最もシンプル、最もオーソドックスにして、個人の趣味嗜好が最も反映する品と言って過言ではないのです!」 極者部のメンバーによて、今度は…

キング・オブ・サッカー・第一章・EP008

倉崎のノート 次の日、ボクは自分の高校である曖経大名興高校から一キロくらいのところにある、『赤羽根商業高校』の校門の前をうろついていた。 うわあ、どうしよう。緊張してきたぁ。でも昨日、あんなスゴイものを見せられたんだ。ボクだって、頑張らなき…

一千年間引き篭もり男・第04章・07話

グレンデル・サブスタンサー 「アレは、コンバット・バトルテクター?」 「この時代じゃアーキテクターってのは、自立型のAIを搭載した自己完結型の人型機体を指すぜ。アーキテクターの軍用が、コンバット・バトルテクターなワケだが……」 『人間自身が乗り…

キング・オブ・サッカー・第一章・EP007

スーパースター スゴイ……ホントにスゴイや、倉崎さん。 『お聞き下さい。ホームである名古屋のサポーターからは、割れんばかりの大歓声ですよ!』 テレビに映された新人選手が、片手を挙げて声援に応えている。 『ロベルト選手のクロスは、決して簡単なボー…

この世界から先生は要らなくなりました。   第03章・第07話

制服 「それでは、今日は国語から始めます。みんな、席につけ~」 頭の大半を占有していた、自分の未熟な授業に対する疑問を、無理やり押し殺して授業を始める。 「みんな、揃っているか~?」 そう問いかけながらも、自分で可愛い教え子たちの顔を確認する…

一千年間引き篭もり男・第04章・06話

対艦戦闘と対宙戦闘 謎の艦の巨大な機械の触手は、MVSクロノ・カイロスの艦体を捕らえ締め上げた。 艦の後部の触手は、四つの円盤部分からそれぞれ四本伸びている。「十六本も触手があるなんて、とんでもない化け物だな」前方部の触手と比べると圧倒的に貧弱…

キング・オブ・サッカー・第一章・EP006

フライングボレー 選手たちが、ピッチへと入場してくる絵を映し出す、薄型テレビ。 「アレ。今、見覚えのある顔が横切ったような……?」 けれどもカメラは直ぐに、両チームの選手が横に並ぶ引きの場面に、切り変わってしまう。 「カーくん、プロサッカー選手…

キング・オブ・サッカー・第一章・EP005

一人だけのサッカーチーム 「……え?」 思わず耳を疑った。 ボクは、目の前のジャージの人を凝視する。 「だから、お前がウチのチームの最初のメンバーだ」 倉崎さんの発言を聞いた先パイたちも、後ろでポカーンと大口を開けていた。 「あ、あの……倉崎さん。…

キング・オブ・サッカー・第一章・EP004

クライフターン あ、倉崎さんだ……と、心の中で叫ぶボク。 弾いたボールに、追いつくなんてスゴイ!ボクのボールが倉崎さんの足元にあり、倉崎さんのボールであろう黒にオレンジ模様のボールが、ボクの足元にあった。 「なんだぁ、テメーは?」「こっちは今、…

この世界から先生は要らなくなりました。   第03章・第06話

淡いグレーのスーツ 十四人もの少女たちの人生……それをボクが先生として教えるコトで、台無しにしているのだろうか? 単純に勉強を頭に詰め込むだけなら、ユークリッドの教育動画の方が遥かに効率的なのだ。「それは、いつも思ってますよ。大勢の教師が職を…

キング・オブ・サッカー・第一章・EP003

二対一 トラス橋が河をまたぐ、河川敷。 「……やっぱ来ちゃった」 入学式が終わり、桜の花びらが舞い散る土手にはツクシが顔を出している。 「奈央は怒るだろうケド、このまま何もせずにサッカーを辞めるなんてイヤだ」 けっきょくボクは、ポケットに放り込ま…

萌え茶道部の文貴くん。第六章・第十七話

侘び・寂び・萌え 「な、何故じゃ!? あの小童は、妾が事故に見せかけ始末したハズ……」 渡辺の姿を一番の驚きで迎えたのは、舞台の最深部に潜む経営コンサルタントの女だった。 「もう、遅いよ渡辺先パイ!」「どこ行ってたの。心配したんだから!」 慌てて…

キング・オブ・サッカー・第一章・EP002

倉崎 世叛 「キミ、サッカーやってるだろ? 左右の太ももの大きさが、極端に違うからね」 男は一馬の脚を、ペタペタと触りながら言った。 意思の強そうな瞳に、スラリと高い鼻、揺らぎのない自信を象徴するかの様な眉をしている。 「……あ?」 いきなり見ず知…

キング・オブ・サッカー・第一章・EP001

御剣 一馬 その日、『御剣 一馬』は、サッカー部の部室中央に立っていた。 「何だ、お前……さっきから突っ立って、一言も喋らないでよォ?」 年季の入った外の看板には、『曖経大名興高校サッカー部』と書かれている。 「オイオイ、口はついてんだろ?」「何…

一千年間引き篭もり男・第04章・05話

巨大アームの艦 『どう対処なされますか、艦長。前方の艦に進路を塞がれ、後方の艦隊からの離脱が難しくなりました』 目の前に現れた漆黒の艦は、急速回頭して船首の四つのアーム部分をこちらに向ける。 「な、なんかおっきな、イカさんみたいなのですゥ!?…

糖尿病で入院中に描いたイラスト・007・キング・オブ・サッカーのトップ絵

なんとか完成かな? 『キング・オブ・サッカー』のラノベブログ用トップイラスト、何とか完成かな。時間、かかったぁ!! 下書きは、糖尿病で入院中にコピー用紙に描いてたもので、コピーしてスキャナーで取り込んで、下書きにしてます。サッカーものだけあ…

この世界から先生は要らなくなりました。   第03章・第05話

四十代リストラ 牛丼チェーン店のカウンターではない席に、七人の少女たちと座るボク。 男性客の割合が圧倒的に多い牛丼屋では、まず見かけない光景では無かろうか? 「キアの家って、経済的に大変なのか?」「せやな。正直、大変や。オトンが仕事クビになっ…

ある意味勇者の魔王征伐~第7章・4話

潜航する舞人 「アレ? もう誰か入ってる」「ホントだ。紅い髪の女の子がいますね。どこの子でしょうか?」 リーセシルとリーフレアの双子姉妹は、互いに顔を見合わせる。 「もしかしてプリムラーナさまの、ブルー・ジュエルズ(蒼き宝石たち)のメンバーと…