ラノベブログDA王

ブログでラノベを連載するよ。

王道ファンタジーに学園モノ、近未来モノまで、ライトノベルの色んなジャンルを、幅広く連載する予定です

キング・オブ・サッカー・第7章・EP005

うおおお、ボ、ボク、誘拐されちゃう!?ボクの両腕は、巨大な錠前みたいな2ほんの腕で、ガッチリとロックされている。 ど、どうしてボクなんかを、誘拐……待てよ?もしかしてボクじゃなくて、

ある意味勇者の魔王征伐~第12章・03話

「バルガ王、ベリュトスが謁見を申し出ております」 若き海洋生物学者が、山積みにされた書類に埋もれる王に言った。 海底都市であるカル・タギアには、崩壊してしまった神殿はあったものの城と呼べる施設は無く、替わりに御殿のような建物が政治中枢機構と…

一千年間引き篭もり男・第07章・14話

アンチエージング・カプセル 永く続く坂を登り、ボクたちは外交館の前に立っていた。目の前にある建物は、他の建物と同じように白い壁にオレンジ色の屋根をしている。 「ここが、ヴィクトリアの外交館なんですか?」 火星の大都市アクロポリスを見慣れてしま…

この世界から先生は要らなくなりました。   第08章・第43話

プレジデントカルテットのステージが終わり、興奮冷めやらぬ観客席。間髪入れずに、ざわめきが支配する。 「お、見ろよ天井。星空になってるぜ」「解像度、ハンパねぇな」「まるで、プラネタリウムに来たみたいだ」 ボクも首を上げると、天井のクリアパネル…

キング・オブ・サッカー・第7章・EP004

連行される一馬 地域リーグの開幕直前、ギリギリ滑り込むカタチで加入が認められた、清棲デッドエンド・ボーイズ。 「カーくんたちのチーム、地域リーグだっけ。加入が、認められたのよね?」 オレンジジュースを飲みながら、自宅のリビングでくつろいでいる…

ある意味勇者の魔王征伐~第12章・02話

バルガ王の誕生 その日、崩壊し王を失った海底国家、カル・タギアに新たなる王が誕生した。 「みんな、よく戻ってくれた。知っての通り、オヤジのヤロウが大魔王にされちまってよ。悪いがしばらくの間、このオレが玉座に座るコトになった」 新王は、海皇の象…

一千年間引き篭もり男・第07章・13話

白い街並み 恐らくは、ボクが眠っていたフォボスよりも歴史のある、ドーナツ型のコロニー。 「大きなドーナツが、いくつも連なってますね。なんだか、お腹が空いて来ました」 アンティオペーが、言った。 「キミらも、来るのは始めてなのか?」「それはもち…

この世界から先生は要らなくなりました。   第08章・第42話

プレジデントたちのフィナーレ ユークリッドの誇るアイドルたちのデビューライブは、まだ序盤を過ぎただけだった。 白熱するファンたちの注目を、一身に浴びるボクの生徒たち。眩いスポットライトを、今度はメリーが浴びていた。 「八木沼 芽理依(やぎぬま …

キング・オブ・サッカー・第7章・EP003

清棲デッドエンド・ボーイズ 「喜べ、お前たち。地域リーグ・加入承認の知らせが、届いたぞ!」 それは、4月も最終週に突入しようとしている時期だった。 「マジっスか、倉崎さん!?」「ああ、マジだ、紅華」 ポスティングを終えたボクと黒浪さんが事務所…

ある意味勇者の魔王征伐~第12章・01話

キティオン 「浅い大陸棚に位置し、美しい珊瑚に覆われたカル・タギアも、酷く荒れてしまった」 水浸しとなった海底の街の図書館で、若き海洋生物学者が言った。 「だが、このカル・タギアには、まだ先人の知識が残されている。伝説だと思われていた、アト・…

一千年間引き篭もり男・第07章・12話

ヴィクトリア 「黒乃……まさかキミが生きて……!?」 そう言いかけたボクは、言葉を詰まらせた。 無数の星が煌めく宇宙を背景(バック)に、漂う4本の黒髪の束。紫色のパイロットスーツは、肉付き豊かなの大人びた女性の身体を包んでいる。 「貴女は、黒乃じ…

この世界から先生は要らなくなりました。   第08章・第41話

悲劇のヒロインたち シンフォニックでアコースティックな曲が流れると共に、天井絵の天使たちが平面から抜け出して、宙を舞い始める。 「ス、スゲエ、裸眼AR(拡張現実)ってヤツか!?」「ホントに天使が、空を舞っているとしか思えないわ!」 凝った演出…

キング・オブ・サッカー・第7章・EP002

ポスティングの理由(ワケ) 「よォし、まずはこの辺から始めようぜ!」 セットしたポスティングのチラシを持った、黒浪さんが言った。 ボクも、コクリと頷く。ポスティングなんてやったコト無いケド、大丈夫かなァ。 「ま、簡単じゃね。こうやって、郵便受…

ある意味勇者の魔王征伐~第11章・67話

僅かなふれあい 天空都市から溢れ出す、白い霧(ミスト)。 その正体はと言えば、大魔王ダグ・ア・ウォンの生み出した、水の龍(ウォータードラゴン)や、雲の龍(クラウドドラゴン)の身体の一部であり、舞人によって切り裂かれた欠片でもあった。 『ククク…

一千年間引き篭もり男・第07章・11話

地球のラグランジュポイント シャラー・アダドは、ボクたちが艦隊を組んで接近するのを確認すると、火星から遠ざかる軌道を推進し始める。 「セミラミスさん……かとは思うが、どこに向っているか解るかな?」 テル・セー・ウスの艦橋でボクは、中学生くらいの…

この世界から先生は要らなくなりました。   第08章・第40話

恋の不動産(リア・エステイト)!! 「うお、今度は上からモニターが!」 全天候型ライブ会場の天井は、開閉式ドームの内側に半球体のクリアパネルと二重構造だった。その中央部から、巨大でメカニカルなモニターがゆっくりと降りて来る。 1曲目が終わり、…

キング・オブ・サッカー・第7章・EP001

ポスティング 「なあ、雪峰。この書類は、これでいいか?」「ああ、OKだ。倉崎さん、一応目を通して置いてください」 事務所に入るなり、慌ただしい会話が聞こえて来る。 そう……デッドエンド・ボーイズは、河川敷の練習場の近くに、事務所を手に入れていた…

ある意味勇者の魔王征伐~第11章・66話

龍天降下(ドラゴンバースト) 『グハハ、我の配下を討たせはせんぞ。我が、息子たちよ』 2人の王子たちの前に飛来し、鋭利な牙の並んだ口で豪快に笑う、大魔王ダグ・ア・ウォン。 「コウモリの嬢ちゃんは、やられちまったか……」「兄上。父上の左上の腕を」…

一千年間引き篭もり男・第07章・10話

ハートの髪飾り 「もう1度、移動が必要になるんなら、ゼーレシオンを出す必要は無かったな」 ボクは白い巨人と一体となると、再びスペースランチの狭いペイロードベイに身を屈める。 「きゃああッ!?」 すると、コクピット内部の椅子の後ろから、少女が転…

この世界から先生は要らなくなりました。   第08章・第39話

アイドルのライブステージ 最新のアプリ・ユークリッターは、日本をボクの生徒たちの話題で持ち切りにする。 『プレジデントカルテット』、『ウェヌス・アキダリア』、『プレー・ア・デスティニー』、そして『サラマン・ドール』。今まさに華々しいデビュー…

キング・オブ・サッカー・第六章・EP054

視聴覚室の弁当会議 時は、少しだけ巻き戻る。 曖経大名興高校サッカー部との激戦を終えた、翌日の月曜日。ボクは、筋肉痛で重たい身体を押して、昨日対戦した自分の学校に登校した。 人見知りなボクは、いつもの通り無言で午前中の授業を切り抜ける。誰もト…

ある意味勇者の魔王征伐~第11章・65話

覚醒のジェネティキャリパー 「こ、このアクト・ランディーグが、こんな小僧を相手に遅れを取るなど……あり得ぬ!」 身体に纏わり付く白い靄(モヤ)たちが発する、耳障りな悲鳴のような声。紫色の海龍は、自らの身体を縛る亡霊たちを振り払おうと、全身の筋…

一千年間引き篭もり男・第07章・09話

イーリ・ワーズ 「艦長、お久しぶりですね。我が艦、『イーリ・ワーズ』にようこそ』 サファイア色の髪をした女の子が、スペースランチから降りたボクを出迎える。 「艦に、名前を付けたのか。この艦は確か、トロイア・クラッシック社の標準旗艦だったよな」…

この世界から先生は要らなくなりました。   第07章・第38話

クリエイターとAI 「ホントに、大丈夫なのか?」「ああ、心配ないって」 ボクの友人は、言った。 「AIの能力ってのは、オレが思ってたより凄まじくてさ。折れた心が、完全に癒されてないのも事実だ。でもな……」 ボクたちは最後の取材を終え、帰路に付い…

キング・オブ・サッカー・第六章・EP053

紫色のエピローグ 紫色のユニホームを脱ぎ捨てた、むさ苦しい男たちが屯(たむろ)する更衣室。校舎のある都心からは、マイクロバスで30分ホド離れた場所にあるグランドの、奥まった場所に位置していた。 「千葉、テメー約束は覚えてんだろうな、オオッ!…

ある意味勇者の魔王征伐~第11章・64話

幽体化(アストラリゼーション) 「これは……既に会話など、無意味であったか」 アクト・ランディーグが、低く槍を構える。それは対峙する相手を、最大限に警戒しているコトを物語っていた。 「つ、ついに、完全に闇に飲まれたみたいだね。これでキミも、魔族…

キング・オブ・サッカー~登場人物紹介・030

岡田 亥蔵(おかだ いぞう) ポジション :FW身長 :177cm体重 :70kg利き脚 :右脚背番号 :10愛称 :オカ出身地 :愛知県好きな食べ物:鰹の叩き、ウツボの唐揚げ嫌いな食べ物:みそ汁 プロフィール 曖経大名興高校サッカー部に所属する、3年生の…

一千年間引き篭もり男・第07章・08話

方針と来訪者 アクロポリスの街では、多くの死者が弔われていた。見るも無残な姿へと変わり果てた親族に、むせび泣く声があちこちで聞こえる墓地。そんな映像が、MVSクロノ・カイロスのスクリーンに流れる。 「火星に生まれ、紅い大地にその身を埋める死…

キング・オブ・サッカー・第六章・EP052

試合終了(ピリオド) 試合を決めたのは、那胡(なこ)さんの一撃だった。9―8の、サッカーの試合とは思えないスコア。激しい熱戦に、両チームの選手が試合終了のホイッスルと同時に、その場に座り込む。 「やったぜ、今度は那胡が決めやがった。アイツら、…

この世界から先生は要らなくなりました。   第07章・第37話

芸能界の厳しさ ボクも友人も、バーに流れる艶やかなシャンソンに、しばらくの間聞き入っていた。 「マスターは、お母さまのコトを知っていらしたのですか?」 アロアが、曲を選んだマスターに問いかける。 「ええ、もちろんですよ。柿沼さまは、このバーの…