ラノベブログDA王

ブログでラノベを連載するよ。

王道ファンタジーに学園モノ、近未来モノまで、ライトノベルの色んなジャンルを、幅広く連載する予定です

ロウ・ミシャ、ロウ・ミチャ、ロウ・ミニャ

ロウ・ミシャ ロウ・ミチャ ロウ・ミニャ クレ・ア島のラビ・リンス帝国が誇る雷光の3将が1人、ミノ・アステ将軍に付き従う少女たち。3人のモチーフは、インド神話のローヒニー。 クレ・ア島のモチーフとなるクレタ島に興ったミノア文明は、古い時代には…

スラ・ビシャ、スラ・ビチャ、スラ・ビニャ

スラ・ビシャ スラ・ビチャ スラ・ビニャ クレ・ア島のラビ・リンス帝国が誇る雷光の3将が1人、ミノ・アステ将軍に付き従う少女たち。モチーフとなったクレタ島は、ミノタウロスを始めとした牛に関わる神話や伝承が多い。 スラ・ビシャたちのモチーフは、…

一千年間引き篭もり男・第09章・25話

殺戮の艦橋(ブリッジ) 自身の名を冠する宇宙戦闘空母の艦橋で、立ちすくむクーヴァルヴァリア・カルデシア・デルカーダ。 「……あ……ああ……」 整った顔は恐怖と絶望で歪み、桜色の瞳も瞳孔が大きく見開かれていた。 その懐に抱えられた、アデリンダ。顔に銃…

ある意味勇者の魔王征伐~第13章・117話

英雄と天馬と魔獣少女 「キュマァァ~。よく寝たァ」「あ、ベレ・ロさまだキュマァ!」「おはよ~キュマァ!」 生まれたばかりの三人の少女たちは、1つの魔獣(キュマイ・ラー)だった頃の主である、ベレ・ロ・ポンティスにすり付いた。 「ま、まさかとは思…

この世界から先生は要らなくなりました。   第11章・第52話

「代役となった少女は、サキカさんと似た年頃だったハズ。孤児院の子供たちの中でも、かなりの年長者でしょう。そんな少女を、子供たちの記憶から消すコトなど、不可能なのですよ」 名探偵が、3人のシスターを糾弾する。 「回収した代役少女の首を、貴女方…

キング・オブ・サッカー・第10章・EP029

イーテル・ソレイ 「そうか。流石のお前でも、アイツは一筋縄では行かなかったか」 倉崎さんが、言った。 だケド、直接会っているワケじゃない。今、倉崎さんは大阪に居て、Zeリーグのガバメントーテ大阪との試合を控えていた。 「す、すみません……」「謝…

一千年間引き篭もり男・第09章・24話

バスルームの惨劇 宇宙戦闘空母クーヴァルヴァリアのバスルームには、大理石の大きな浴槽があって、5人の少女たちが湯に浸かっていた。その映像を、艦橋(ブリッジ)のモニター越しに眺める、1人の少女。 「捕虜の警戒は、怠らないで下さい」「了解です、…

ある意味勇者の魔王征伐~第13章・116話

魔獣(キュマイ・ラー) 「魔獣(キュマイ・ラー)の能力を、ことごとく無効化(レジスト)するとは……これが、貴女たちの召還した高位精霊の力ですか!」 溶けた槍を回収する、ベレ・ロ・ポンティス。 彼の手懐(てなず)ける魔獣の前には、風と水の2体の高…

この世界から先生は要らなくなりました。   第11章・第51話

代役の少女 「オ、オレ、頭がこんがらがって、もうワケわかんねェよ!」 観客席から、大きな男性の声が轟(とどろ)いた。 「渡邉 佐清禍(わたなべ サキカ)ちゃんは、殺されて無かったってコトでしょ」「じゃあ、風呂場で首飛ばされて発見されたのって?」…

キング・オブ・サッカー・第10章・EP028

別れた運命 「マジか。このスカした野郎が、倉崎 世叛(よはん)のチームの選手ってのはよォ」 題醐(だいご)さんが、怪訝(けげん)そうな顔でボクを睨(にら)んでいた。 「間違いないだろう。地域リーグの公式も確かめたが、そちらにも得点者として彼の…

一千年間引き篭もり男・第09章・23話

浴室での尋問 ステュクス少佐の艦隊旗艦から、漆黒の宇宙へと飛び立った小型宇宙艇。宇宙艇は偵察用であり、内部に4機のサブスタンサー等を搭載可能だった。 「これより、宇宙戦闘空母クーヴァルヴァリアの、視認可能宙域に進入。これ以上の接近は、発見さ…

ある意味勇者の魔王征伐~第13章・115話

精霊使いの少女たち キュマイ・ラーの咆哮(ほうこう)と共に、ライオンの口が火炎を吐き出す。ベレ・ロ・ポンティスが投げ込んだ槍(プルム・ヴム)は、溶けて灼熱の緋弾となってウティカやルスピナを襲った。 「荒ぶる風を巻き起こせ、アニチ・マリシエイ…

この世界から先生は要らなくなりました。   第11章・第50話

サキカと孤児院 渡邉 佐清禍(わたなべ サキカ)の件に、孤児院の3人のシスターが関わっていると言うマドル。それに対し、ドームに集った観客から様々な声が沸き上がった。 「警察が、シスターたちを殺人に関わってると見ているって、どう言うコトだ?」 観…

キング・オブ・サッカー・第10章・EP027

スカウトの仕事 「なんだ、テメーら。雁首(がんくび)揃えて。オレを、連れ戻すつもりならムダだぜ」 題醐(だいご)さんは帰って来るなり、上着をソファに放り投げてドラムセットに向かった。 「ワン、ツー……ワン、ツー、スリー!」 ドラムスティックでカ…

一千年間引き篭もり男・第09章・22話

ニー・ケー中尉の決意 先回りしたハズの同僚艦隊の成れの果ての、残骸(デブリ)の間を抜ける漆黒の艦隊の旗艦。その艦橋(ブリッジ)で、若い男が息巻いていた。 「いくら最新鋭の宇宙戦闘空母と言えど、随分とハデにやられたモノだな、ステュクス少佐。火…

ある意味勇者の魔王征伐~第13章・114話

魔獣VS高位精霊 「なんってこったい!? せっかく闘技場で貰った盾が、ドロドロに溶けちまいやがった!!」 ヒーターシールドを失ったティンギスは、天を仰ぎながら頭を抱えた。 「今の攻撃は盾で防げたが、次の攻撃は防げないぞ!」「あの魔獣の炎を、防…

この世界から先生は要らなくなりました。   第11章・第49話

とある孤児院の闇 「孤児院から、子供が養子として貰われて行くなんざ、よくある話さ。10年以上も前のコトを、イチイチ覚えちゃ居られないんだよ」 細川 珠の甲(かん)高い声が、ドーム会場に響いた。 「記録は、残っていないのですか?」 すかさず、マド…

キング・オブ・サッカー・第10章・EP026

スカウト話 ボクたちは、ライブハウスの地下にある観客席で、宝城さんの話を聞き終える。 「え? えっと、つまり……いただきますって言わなかったから、退学になっちゃったんですかァ!?」 沙鳴ちゃんが、思ったコトを口にした。 「だから言ったろ。とんでも…

一千年間引き篭もり男・第09章・21話

引き篭り男のプロポーズ 「凄まじい活躍じゃ無ェか、宇宙斗艦長よ。敵のサブスタンサー部隊を殲滅した挙げ句、艦隊の旗艦まで沈めちまうたァ、大した戦果だぜ」「ボクたち、出番すら無かったよ。少しは、残して置いてくれたら良かったのに」 任務を終えたボ…

ある意味勇者の魔王征伐~第13章・113話

プルム・ヴム 3つの黒きエネルギー球(トゥリ・シューラ)が、闘技場の中央で激しくスパークしていた。 「重力の歪(ひずみ)に、完全に飲まれたな。いくらお前の剣で身体を強化しようが、圧縮された重力の穴からは抜け出せまい」 大暗黒剣(マハー・カーラ…

この世界から先生は要らなくなりました。   第11章・第49話

孤児院と3人のシスター 「サキカちゃんって、お風呂で首無し死体で発見されたコよね?」「そうそう。孤児院から来たって言う」「確か重蔵の次男の、隠し子だったんだよな」 観客たちが、第2の殺人事件で被害に遭った少女について話し始める。マドルは薄暗…

キング・オブ・サッカー・第10章・EP025

いただきます 「1応、先に言って置くがよ。マジで、しょーもない理由だからな!」 宝城さんが話を始めようとした前に、美浦さんが出て釘を刺す。 題醐(だいご)さんの退学した理由て、そこまでヘンなのかな? 「アイツらしいと言えば、アイツらしいのです…

一千年間引き篭もり男・第09章・20話

レーテー艦隊の消滅 「プレゲトーンめ、油断しおって。だがわたくしの艦隊は、敵に取り付けました」 漆黒に蒼いラインの艦隊の旗艦で、小艦隊を率いる司令官の女性が吐き捨てる。 「この忘却のレーテーが、火星の魔女が艦を堕としてくれよう。旗艦をゼロ距離…

ある意味勇者の魔王征伐~第13章・112話

闇の球(トゥリ・シューラ) 「ルーシェリアの嬢ちゃん、そっちも終わったのかよ?」 盾としての役割を終えた、ティンギスが問いかけた。 「見ての通りじゃ。それよりご主人サマは、まだ戦っておるのかえ?」 ねじ伏せたパイ・アを、崩れた観客席に投げ出し…

この世界から先生は要らなくなりました。   第11章・第48話

代役の少女 「なにを、仰っているのです。トアカの代役などと、そんなコトが可能でしょうか!?」 激昂する、伊鵞 昴瑠(いが すばる)の声。 「両親であるヒカルさん夫妻が事故で亡くなり、トアカさんからすれば祖父に当たる重蔵氏も、病を患(わずら)って…

キング・オブ・サッカー・第10章・EP024

新たな来客 「しょーもないアメリカンジョークを連打する、ビール腹のオッサンではあったケドね。少なくともガキの頃のアタシにゃ、優しくて良い親父(ダディ)だったのさ」 懐かしさと哀しみの両方が、ポエムさんの顔に滲(にじ)み出ていた。 「もしかして…

一千年間引き篭もり男・第09章・19話

紅蓮の猛将 虚空の宇宙(そら)へと飛び出した、ゼーレシオン。1000年前のボクであれば、それは布団の中の空想世界でしか実現しなかった出来事であり、今まさにボクは宇宙を飛んでいる。 「宇宙斗艦長。右前方に、漆黒に赤いラインの入った艦艇だ。恐ら…

ある意味勇者の魔王征伐~第13章・111話

キャットファイトの終幕 「お前ら、大丈夫か!?」 ティンギスが、倒れたイオ・シル、イオ・セル、イオ・ソルの元へと駆け寄る。 「残念だったね。アタシらの縮地は、剣に限らず使えるのさ。この飛刀でもね」 グリィ・ネとズリィ・ネが、ラウンドシールドの…

この世界から先生は要らなくなりました。   第11章・第47話

雨の夜の事故 「マドル警部補さん。仰ってる意味が、よく判らないのですが?」 伊鵞 昴瑠(いが すばる)さんの、凛とした声が言った。 「これは申し訳ありません。我輩としたコトが、説明が抜け落ちてしまいました」 コホンと、咳ばらいをするマドル。 「実…

キング・オブ・サッカー・第10章・EP023

それぞれの想い 「それって、このライブハウス・ギルバートで、住み込みで働いてるってコトですか?」 沙鳴ちゃんが、ライブハウスの関係者っぽい、長身の女の人に聞き返す。 「ウチは、2階、3階が住居だからね。空き部屋も多いから、そこ使わせてやってん…