ラノベブログDA王

ブログでラノベを連載するよ。

王道ファンタジーに学園モノ、近未来モノまで、ライトノベルの色んなジャンルを、幅広く連載する予定です

一千年間引き篭もり男・第08章・53話

途切れ途切れの音声が、6人の少女たちの首に巻かれたコミュニケーションリングから、脊髄の神経節を通じて脳へと伝わる。それは明らかに、地球の衛星軌道上を周回するテル・セー・ウス号からの通信だった。 「どうしたんだい、アンティオペー艦長!」「通信…

ある意味勇者の魔王征伐~第13章・62話

天才建築家 「こんな身なりでは、説得力が無いのも当然か」 ティ・ゼーウスのハートブレイカーによって、治療された男は何とか自力で立ち上がる。 「だがわたしは、10年の年月を費(つい)やし、たった1人でこの迷宮を完成させたのだ」 ダエィ・ダルスは…

キング・オブ・サッカー・第9章・EP016

基礎体力の違い ……均衡が、崩れた。圧倒的に格上のフルミネスパーダMIEに対し、ボクたちデッドエンド・ボーイズは遂に、先制点を許してしまった。 「クッソ、先制されちまった!」 紅華さんが、左のライン際で悔しがっている。 レース場の順位盤のような…

この世界から先生は要らなくなりました。   第10章・第46話

少子化の波 トワイライト色の空をバックに、都会の高速道路を走る1台のバイク。やがて空はスミレ色へと替わり、バイクは集団となって赤いテールランプを輝かせて、夜のハイウェイを疾走する。 レッティーたちの歌う、『伝説のバイク乗りたち』はそんな曲だ…

一千年間引き篭もり男・第08章・52話

セマル・グルとメリュ・ジーヌ プリズナーのテスカトリポカ・バル・クォーダが、異次元の空に消えた後も、セノーテ下部の巨大空間での戦闘は継続されていた。 「こりゃ思ったより、かなりシンドいな」「プリズナーが、前衛の主力って計算していたからね」「…

ある意味勇者の魔王征伐~第13章・61話

ダエィ・ダルス 牢に繋がれた人物は、アメジスト色の剣の妖しい光に照らされ、その容姿が明らかになる。 「この男、髪はボサボサで伸びまくっているし、ヒゲもモジャモジャだ。一体、どれくらいの期間、この地下牢獄に繋がれていたんだ?」 サタナトスが、後…

キング・オブ・サッカー・第9章・EP015

もう1人の指揮者(コンダクター) 「オフサイドだって、一体どのプレイがだよ!」 審判に立てつく、紅華さん。 「キミにボールが出た時点で、キミはオフサイドポジションだった。これ以上の抗議は、カードの対象と成り得る」 紅華さんに釘を刺す、審判の人…

この世界から先生は要らなくなりました。   第10章・第45話

伝説のバイク乗りたち ひと口に洋楽と言っても、ジャズ、ロック、クラッシックなど、幅広いジャンルがある。ロックだけ手に取っても、ハードロック、グランジ、グラムロック、プログレッシブロック、メタルロックなど、細分化されたジャンルが存在していた。…

一千年間引き篭もり男・第08章・51話

真っ黒な煙 セノーテの最下層には巨大な貯水槽があって、その下には巨大な地下空間が広がっている。新造するセノーテ予定地にも繋がったその場所に、多くのサブスタンサーが集い、進入した時の魔女の手先と戦いを繰り広げていた。 「ヤレヤレだわ。ザコが次…

ある意味勇者の魔王征伐~第13章・60話

次元迷宮(ラビ・リンス) 「ヤレヤレ、どう言うコトだよ。これだけの距離を走っているのに、ミノ・リス王の間には一向に着く兆(きざ)しすら無いじゃないか」 迷宮(ラビ・リンス)を走る金髪の少年が、隣を走るティ・ゼーウスに文句を言った。 「偉そうに…

キング・オブ・サッカー・第9章・EP014

命令違反 ボクは、監督の指示を無視した。 本来であればボクは、MIEのセンターフォワードのバルガさんにピタリと貼り付いて、マンマークをしなければならない。それが、セルディオス監督からの試合前のオーダーであり、ボクもそれに従うつもりだった。 「…

この世界から先生は要らなくなりました。   第10章・第44話

ロカビリー ゲリラライブに集った観客席に向かって、レノンが試験を受けているかを聞くアトラ。 「そんなモン、知らんやろ」 返事は返って来ず、替わりにレッティーが答えた。観客としては、そんなの知ったコトではないと言う意味なのだろう。 「うっさいギ…

一千年間引き篭もり男・第08章・50話

ヴァルナとバアル ヴァルナとは、ミトラと並んでアーディティア神群に属する、とても古い時代の天空の神である。 「ヴァルナ、マケマケは無事ですか?」 アシュピド・ケローネに乗ったセノンが、問いかけた。 「ウン、だいじょうぶ。ホラ……」 清らかな水を羽…

ある意味勇者の魔王征伐~第13章・59話

ラビ・リンス帝国 「昨日の闘技場戦に置いて、勝利者となられたティンギス様、レプティス様、タプソス様ですね。どうぞ特等席にて、ご観覧ください」 闘技場の門番であり受付も兼ねた兵士が、丁寧な口調で言った。 「ああ、ご苦労。そんじゃ行こうぜ、レプテ…

キング・オブ・サッカー・第9章・EP013

膠着状態(こうちゃくじょうたい) 柴芭さんの、右へと展開したパスはカットされ、スッラさんの足元に納まっている。 「焦る必要は、無い。確実にパスを繋ぐぞ」 ゆっくりとしたドリブルで、ボールを持ち上がるスッラさん。 「悪かったな、スッラ。助かった…

この世界から先生は要らなくなりました。   第10章・第43話

ヤンキー娘たち ステージに出現した、黒い摩天楼のビルの群れ。ミニスターⅢ(サード)コアの4人の少女たちは、ロカビリーの低音の利いた演奏と、ハスキーボイスの歌声を会場に響かせる。 「今度は、ヤンキー姉ちゃんたちかよ」「ロカビリーを歌う女性アイド…

一千年間引き篭もり男・第08章・49話

ヴァール・バルカ 「ホントに、どうなってんだい?」「物理攻撃まで、無効にしちまうのかよ」「アンタのサブスタンサー、凄まじいな」 ジャガーの頭を持ったサブスタンナーに乗る、セシル、セレネ、セリス。改めて、アシュピド・ケローネの能力に驚いていた…

ある意味勇者の魔王征伐~第13章・58話

坂道での噂話 港町の宿屋から、丘上の闘技場へと続く道を登って行く、3人の船長ら1行。周りを囲む12人の少女たちも、船長たちの装備である巨大な盾や槍を持って、歩みを進めている。 「見ろよ、レプティス、タプソス。街のヤツら、率先して道を開けてく…

キング・オブ・サッカー・第9章・EP012

終わらない猛攻 「まだ先制点を、献上するワケには行かないであります」 屈強なチュニジア人ストライカーに仕事をさせまいと、懸命に喰い下がる杜都さん。 「多少は、鍛えてあるようだな。だが……まだ甘い!」 身体の競り合いで、杜都さんを上回るバルガさん…

この世界から先生は要らなくなりました。   第10章・第42話

ボルフィード・メロディカリス 「つかぬコトを聞くのだが、ミカド。ミニスターⅡ(セカンド)コアが存在するのなら、ミニスターⅢ(サード)コアがあったりは、しないのかい?」 学力テストを、ゲリラライブの中心に添えようとした、久慈樹社長。その目論見(…

一千年間引き篭もり男・第08章・48話

俊足(アキレス)とカメ 「不思議だね。どうしてアイツらが追い付けないのか、意味が解らないよ」「スピードじゃ、アイツらが上回ってるハズなのに」「一向に追いつけないで、イイ的になってくれてんだからね」 アシュピド・ケローネのクワトロテールに包ま…

ある意味勇者の魔王征伐~第13章・57話

勝者の権利 丸いテーブルに並んだ魚や野菜などの料理は、すでに大半が船長たちの胃袋へと納まっている。けれども12人の少女たちの皿は、料理がそのまま残されていた。 「ヤレヤレ。いくらオメーたちが心配したって、どうにかなるモンでも無ェだろ?」「あ…

キング・オブ・サッカー・第9章・EP011

甘いマスクのキーパー コイントスに負けボールを選択した、デッドエンド・ボーイズ。 「試合が始まっちまったら、相手が格上だとビビッてたって仕方がねェ。オレのテクニックがどこまで通用するか、試してやるぜ」 テクニカルなドリブラーである紅華さんが、…

この世界から先生は要らなくなりました。   第10章・第41話

伝統芸能 「雅楽の世界、愉しんでもらえたかの?」 キララの曲が終わると、ヒカリが再び舞台中央に姿を現す。 「オウ、意外と楽しめたぜ」「平安時代の音楽なんて、カビが生えてると思ってたケドよ」「かなり現代風に、アレンジされてんのな」 ボクも、ヒカ…

一千年間引き篭もり男・第08章・47話

アシュピド・ケローネ 「チキショウ、艦長の娘たちが……」 真央は、敵の群れに姿を消した、セシル、セレネ、セリスを救えなかったと嘆(なげ)く。 セノーテのショッピングモールの壁には、大量の大グモや大ザルが張り付き、大サギや大ハチドリが上空を舞って…

ある意味勇者の魔王征伐~第13章・56話

鏡の世界(ミラーワールド) 「なるホドな。キサマの剣も、鏡というカタチではあるが、時空を操る能力を持っているのか」 ケイオス・ブラッドが、言った。 彼を囲む無数の鏡には、彼自身が何重にもなって映っている。 「……そうだ。我が剣ジェイ・ナーズは、…

キング・オブ・サッカー・第9章・EP010

地域リーグの開幕 シーズンの開幕戦と言うコトもあってか、満員御礼の観衆が詰めかけたスタジアム。Zeリーグのチャントが流れる中を、ボクたちデッドエンド・ボーイズは、アウェイ用の白いユニホームを着て、入場行進を行った。 『レディース・エンドゥ・…

この世界から先生は要らなくなりました。   第10章・第40話

雅楽の世界 雅楽とは、日本古来の音楽と、中国や朝鮮半島の音楽、果てはインドやベトナムの音楽を融合させ造られた、平安当時の最先端音楽だ。 「伝統音楽と言っても、洋楽に影響を受け進化した、JーPOPと同じじゃないか。日本人と言うヤツは、古来から…

一千年間引き篭もり男・第08章・46話

タンガタ・マヌー 「な、なんだい、味方か?」「見たコト無い機体だし、オヤジの仲間だろうよ」「どっちにしろ、有り難いね」 ジャガー・グヘレーラーに乗る、セシル、セレネ、セリス・ムラクモの3人が言った。 「アタシは、真央だ。さっきは、助けてもらっ…

ある意味勇者の魔王征伐~第13章・55話

ジェイ・ナーズ ~時は、僅かに遡(さかのぼ)る~ アステ・リアが、サタナトスの手にかかるのと、ほぼ同時刻だった。ミノ・テリオス将軍を討ったケイダンは、彼が守護していた迷宮を、王の間に向かってひた走る。 「これが、ラビ・リンス帝国の誇る要塞迷宮…