ラノベブログDA王

ブログでラノベを連載するよ。

王道ファンタジーに学園モノ、近未来モノまで、ライトノベルの色んなジャンルを、幅広く連載する予定です

「フッ、まだ勝負は諦めてないようだな」 杜都さん、ドリブルで走りながらでも余裕で喋ってる。かなりの心肺機能なんだ。 「で、でも!」 サッカーは、アスリート能力に優れた選手が勝つとは籠らない。その証拠に、ドリブルによって走るスピードは遅くなって…

この世界から先生は要らなくなりました。   第04章・第03話

やり甲斐と家族 授業が終わると、ボクはユミアに呼び出される。 「まさか、加害者の男共に会いに行くんじゃ、ないでしょうねえ?」 栗毛の少女が、ボクを睨みつけ言った。 「そのつもりだったケドね。正式に告訴があったとなれば、会うのは止した方がいいだ…

一千年間引き篭もり男・第05章・11話

未来の姿 千年後の人類は、重力を強くする技術を手に入れた。 それはつまり、直径120キロの天体であっても、2400メートルの宇宙艦であっても、人類にとって最適な1Gの重力を得られるのだ。 小惑星パトロクロスの中は丸くくり抜かれ、その内面に張り…

ある意味勇者の魔王征伐~第8章・13話

新たなる悲劇 「フラーニア共和国の宝剣、『ボナ・パルティア』……」 その美しい容姿に、心を奪われるレーマリアとパレアナ。 剣から放たれる光は、みすぼらしい教会をも神聖なる場所へと換えていた。 「それが噂に聞く光の神剣、ボナ・パルティアか」 うすら…

キング・オブ・サッカー・第ニ章・EP007

迷い 「ハアッ、ハアッ」 久しぶりに百回も腹筋したから、息が……。 「フム、貴官もそれなりに鍛えているのだな?」 六つに割れた腹筋の持ち主が言った。 「だが、まだまだ鍛え方が足りない」 迷彩つなぎを脱いだ杜都さんの褐色の上半身からは、湯気が立って…

この世界から先生は要らなくなりました。   第04章・第02話

七人の乙女たち 「少し遅くなったが、授業を始めるぞ」 ボクは、久慈樹社長との面談を終え、天空教室へとやって来ていた。 「ねえ、先生。タリアの件はどうだったの?」 レノンが親友を想ってか、質問する。「先方の弁護士から、正式に告訴状が届いたそうだ…

一千年間引き篭もり男・第05章・10話

小惑星パトロクロス 『小惑星・パトロクロスは、本来は直径が約百二十キロメートルの天体です』 MVSクロノ・カイロスが誇る、博識なるフォログラムが言った。 『この星は、ほぼ同等の大きさを持つメノイティオスと、二重小惑星を形成し、トロヤ群小惑星帯…

ある意味勇者の魔王征伐~第8章・12話

聖堂での激闘 「キサマが、サタナトスだな?」 インディゴブルーの短髪に、真っ白な肌、切れ長の目にラベンダー色の瞳の少女が叫んだ。彼女は名を、『アーメリア・ジーレティス』と言った。 「皇女さまに危害を及ぼそうとは、言語道断だね」 アッシュピンク…

キング・オブ・サッカー・第ニ章・EP006

腹筋百回 深緑色と茶色の迷彩柄の機体が、凄まじい轟音と共に近づいてくる。 まるでプラモデルの様だった輸送機は、徐々に巨大になり、河川敷のボクの上を通過して行った。 「ここが、倉崎さんの言っていた、三人目の……」 ノートに書かれていた、スカウトの…

この世界から先生は要らなくなりました。   第04章・第01話

新たなるメディア王 その日ボクは、天空教室のあるマンションから程近い高層ビルの、ある部屋の前に立っていた。 優雅な丸みを帯びたデザインのマンションとは異なり、ひたすら直線と直角を重ね合わせた先鋭的なデザインの建築物だ。ただ、それが天に向かっ…

一千年間引き篭もり男・第05章・09話

チキンバーガー 「じゃあ本題に入るわね、宇宙斗くん」 十二人のアマゾネスを率いた女王ペンテシレイアは、サファイア色の長い髪をテーブルに零しながら頬杖を付く。 古代ギリシャの叙事詩、イーリアスにおいて。女王を含む全員が、英雄アキレウスやギリシャ…

ある意味勇者の魔王征伐~第8章・11話

シスターの日記 ~皇女と栗毛のシスター見習いが、ニャ・ヤーゴの教会で窮地に陥るより、少しだけ時間は遡る~ 谷間の村に残った舞人たちは、新たな手掛かりを見つけていた。 「死んだシスターが描き貯めたであろう、日記じゃ。瓦礫の中に埋もれておったわ」…

キング・オブ・サッカー・第ニ章・EP005

倉崎の決断 アレからボクは、またスカウト活動を始めた。倉崎さんが、雪峰さんにダメ出しをされまくったあの日……。 「いいですか、倉崎さん」 雪峰さんが、普段かけてる伊達メガネを中指でクイッと上げながら、言った。「サッカークラブを運営すると言うコト…

この世界から先生は要らなくなりました。   第03章・第23話

クラスメイト その後、ボクたちは泣き崩れる少女たちを慰めながら、公園を後にした。 「先生、やっぱアタシ、天空う教室には行けねェよ」 踏切の音が鳴り響く、線路横の小道を歩きながらタリアが呟く。 「正論で言えば、悪いのはお前じゃない」「でも、アタ…

一千年間引き篭もり男・第05章・08話

ハンバーガー女子会 格納庫(ハンガー)で会った時の、ペンテシレイア・シルフィーダの第一印象。ボクは、理性的で社長秘書のような人物だと感じた。 それが今は、陽気な女子大生のように振る舞っている。 「舞人くん……この女性、誰?」 席を奪われたセノン…

ある意味勇者の魔王征伐~第8章・10話

六枚羽の天使 「あれは……天使?」 シスター見習いの少女が、思わず呟く。少年は、それほどまでに神々しかった。 「ボクが天使だって?」 少年は金色の髪をかき上げながら、不敵に微笑んだ。「たしかに、そうかもね……ただし」 「パ、パレアナ……彼は、まさか!…

キング・オブ・サッカー・第ニ章・EP004

クラブ運営 「クソ、これじゃまったくの、噛ませ犬じゃねえかよ!」 紅華さんが、悔しそうに言った。 「心配するな、紅華。お前のドリブルは、本物だ」「雪峰に止められ、そこの無口なスカウトにまで止められてんのにっスか?」 倉崎さんの言葉を、素直に受…

この世界から先生は要らなくなりました。   第03章・第22話

裁判沙汰 「実はヤツら、スマホで撮影した動画を、ネット上にアップした様なんです」 若い警察官が言った。 「無論、我々もヤツらのスマホは全て、押さえていたんですがね……」 初老の警官が、若き後輩の肩を叩く。 「拘留する以前にヤツら、海外のサーバーに…

一千年間引き篭もり男・第05章・07話

生身の身体 時の魔女が用意した、宇宙艦・MVSクロノ・カイロス。2400メートルはある巨大な宇宙艦は、前方部がドームとなっており、その中に街が存在する。 街では大勢の人が暮らし、『疑似的なニ十一世紀』が再現されていた。 「では、参りましょう。お…

ある意味勇者の魔王征伐~第8章・9話

王の最期 黒煙の向こうに、異形の姿を顕す魔王・『ザババ・ギルス・エメテウルサグ』。 後の世に、『破軍』と『破滅』の魔王と呼ばれる存在を目にし、人々は恐怖で震えあがった。逃げ惑う市民で溢れる大通りから、少し入った裏路地。 「……なんという……コトか…

キング・オブ・サッカー・第ニ章・EP003

ボランチ 「中々に、見応えのあるデュエルだな、一馬」 隣で見ていた、倉崎さんが言った。 河川敷で繰り広げられる、紅華さんと雪峰さんの一対一。確かにボクの眼には、二人の争いは高度な駆け引きに見える。 でも倉崎さんは、日本のトップリーグで中心選手…

この世界から先生は要らなくなりました。   第03章・第21話

二つの悪い話 ボクたちは閉ざされたドアの前で、しばらく立ち尽くしていた。 「先生、もう行こうよ。タリアが帰って来るとは思えないし」「レノンは、どうしてそう思うんだ?」「昔よく、一緒につるんでたからね。アイツの性格は知ってるんだ」 「誰が性格を…

一千年間引き篭もり男・第05章・06話

ランチタイム 「身体チェックとなると、男のボクが居ない方がいいのか?」 『いいえ。服を脱ぐ必要もないので、問題はありません』 隣を浮遊する、ベルダンディが言った。 「ところで、群雲艦長。この艦には、街が存在すると仰いましたよね?」「ええ。二十…

萌え茶道部の文貴くん。第七章・第九話

最後の客 客の姿もまばらとなった、学園祭・リベンジの会場。他の屋台や出し物も、既に後片づけに入っていた。 「祭りも……もう終わりか」「寂しい、フーミン?」「そりゃ、みんなで頑張って企画した学園祭ですからね……」 オレンジ色の証明が照らす二枚の畳。…

ある意味勇者の魔王征伐~第8章・8話

燃え堕ちる王都 「なんだとォ、雪影……テメェ~!」 嫌味を言われ、腹を立てた赤毛の少女が見上げる。 「王都に向かって、グラーク・ユハネスバーグ率いるオフェーリア軍が動いている」 白紫色の髪の剣士は、意に介さず状況を伝え始めた。 「魔物の軍隊は、天…

キング・オブ・サッカー・第ニ章・EP002

河川敷の決闘(デュエル) ボクは雪峰さんを伴って、河川敷の練習場に向かおうとする。 ウチの高校からは近い、河川敷の練習場。でも、雪峰さんの高校からは、まあまあ離れてるよな。 ボクが不安を感じながら歩き出すと、雪峰さんは付いて来てくれた。バスを…

この世界から先生は要らなくなりました。   第03章・第20話

穴だらけのドア ライアは自分の父親を、『この世で最も軽蔑している』と言った。 彼女の父親は死んだと思ったのは、ボクの勝手な勘違いに他ならない。少し恥ずかしい気分になっていると、自分の気持ちに素直な少女が言った。 「ゴメ~ン。アタシてっきり、ラ…

一千年間引き篭もり男・第05章・05話

ペンテシレイア 「ブリッジは、プリズナーに任せるよ」「オレなんかでいいのか、艦長?」 『彼はあまり、適任とは思えません』 フォログラムの女神が反対した。 『人間の不可解な感情である、野心が極めて高く感じます』「本当の野心家なら、そう思わせない…

萌え茶道部の文貴くん。第七章・第八話

祭りの終わり 工事用の足場に包囲され、切羽詰まったオワコン棟。その最後の雄姿を背に、学園祭・リベンジは華やかに進行して行った。 茶道部も二畳の畳を持ち出して、抹茶茶屋風の屋台を出店している。 「橋元。お客様が待ってるんだから、もっと急いで!」…

ある意味勇者の魔王征伐~第8章・7話

急報 「ボクたちは残って、もう少しこの村を調査しようと思います」「妾も、付きおうてやるとするかのぉ」 新設された遊撃騎士団の、隊長と副隊長が言った。 「ならばミーたちも、手伝うミル」「拙者共も八人となり、頭数は増え申したレヌ」 元・力の魔王に…