ラノベブログDA王

ブログでラノベを連載するよ。

王道ファンタジーに学園モノ、近未来モノまで、ライトノベルの色んなジャンルを、幅広く連載する予定です

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ラノベブログ・タイトル画像・        ある意味勇者の魔王征伐001

ある意味勇者の魔王征伐 この作品は、けっこう前に描いた話になります。 ボクはファミコン時代のRPGブームの中で、RPGをやりまくって育った世代です。ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジー、女神転生、ウィザードリィなど、名作ゲームはほぼやっ…

萌え茶道部の文貴くん。第六章・第四話

抹茶と十個の饅頭 学園長・醍醐寺 五月の挨拶が終ると、橋元と沙耶歌が再び舞台に上がる。 「会議なんて堅苦しいこと言ったが、今日はオワコン棟・極者部の盛大な大茶会だ! お前ら、今日は楽しませてやる! 極者部が本当に必要無いかどうか、しっかりと目に…

この世界から先生は要らなくなりました。   第02章・第05話

亡き兄 『久慈樹 瑞葉』と名乗った男は、細い眉と切れ長の目、サラサラとした髪をしている。 「やあ、キミが癒魅亜が言っていた家庭教師かい?」 彼は見た目も若く、ボクや倉崎 世判と同年代にも見えた。 「どうでしょうか? まだ契約には至ってません」 ボ…

一千年間引き篭もり男・第03章・07話

パパ ボクは、プリズナーたちと別れて、再び自宅を目指した。 「千年前のボクの家が、どこまで忠実に再現されているか確かめてやる!」 自然と、足早になる。 ハンバーガーショップから自宅までは、地下鉄で七駅ほど離れていたが、地下鉄の地下への入口の向…

萌え茶道部の文貴くん。第六章・第三話

醍醐寺夫妻 そうこうしていると、橋元 蒔雄と醍醐寺 沙耶歌が体育館の壇上に上がった。 「レディース&ジェントルメンの皆さま、ようこそお越しくださいましたぁ! 本日は、わたくし生徒会長の橋元と……」「副会長の醍醐寺……」 挨拶を始めた橋元が、隣の少女…

この世界から先生は要らなくなりました。   第02章・第04話

久慈樹 瑞葉 カーテンが勝手に開かれた窓に近づくと、そこからセレブな街が一望できた。 「スゴイな。立ち並んだ高級マンションも、公園もまるでミニチュアのようだ」 ボクは改めて、瀬藤 癒魅亜の生活レベルに驚かされる。 「そんなコトは、どうだっていい…

萌え茶道部の文貴くん。第六章・第ニ話

醍醐寺 草庵 その日集まった来客達は、学校の体育館に通された。 「あれ。椅子と机が用意されてるぞ?」「舞台を見て! スクリーンまであるわ」 体育館には、茶道部の長机と同じタイプの机が横に六列、縦で三列並べられている。壇上にはスクリーンと、映像を…

一千年間引き篭もり男・第03章・06話

DNA 「人の記憶の書き換えなんて……そんなに簡単に、できるモノなのか?」 「コミュニケーション・リングにアクセスするコトで、知識を簡単に追加したり、削除できるのです。情報へアクセスするシナプスも、追加されたり削除されるのですから、可能であると思…

萌え茶道部の文貴くん。第六章・第一話

極者部 その日、『愛理大学付属・名京高等学校』は日曜日にも関わらず、大勢の人が集まっていた。 醍醐寺グループの息のかかった学校側の意向と、オワコン棟のキワモノ部の思惑が重なって、PTAや地元住人にまで開かれた、オープンな会議が開かれる事となった…

萌え茶道部の文貴くん。第五章・第十話

美夜美(みやび)先パイ 「……ねえ? 良かったら私と一緒に大須、回ってみない?」 『千乃 美夜美』先パイは、自分の美しさなど、まったく気づいてないかの様に言った。 「は……はい。よろこんで、お供します」 アニメやゲームの中でしか聞かない台詞を、自分…

萌え茶道部の文貴くん。第五章・第九話

フーミン ある日の学校帰り……渡辺は一人で、自転車を飛ばして大須まで足を伸ばしていた。 休日と違って、アーケードの人ゴミは軽くすり抜けられる程の勢いしか無く、軽い足取りで大須商店街を歩く。「なんか久しぶりの感覚だなあ。昔はこんなの当たり前だっ…

この世界から先生は要らなくなりました。   第02章・第03話

メロンクリームソーダ 挽き立てのコーヒーと、焼きたてのパンの香りに誘われ、ボクはカフェの中に足を踏み入れた。 渋い色のウッドデッキに、ブルーやオレンジ色の照明の光が落ちる。「ソファーもフワフワだし、コーヒーも上手い。やはりセレブな街で店を開…

一千年間引き篭もり男・第03章・05話

ハンバーガーショップ ボクの目には、セミも夕日も、目の前にある見慣れたハンバーガーショップの看板すら、本物にしか見えなかった。 「ハンバーガーの、この安っぽい肉の感じも本物にしか思えない……」 それは千年前に味わった味覚と、完全に一致する。 「…

この世界から先生は要らなくなりました。   第02章・第02話

セレブの住む街 ボクは、スマホに表示された『家庭教師の求人』を見て考える。 「スマホでもパソコンでも気軽に、ユークリッドのわかり易い授業を全科目、無料で見れるんだ。先生だってリストラされるご時世に、家庭教師なんて雇う家庭、かなり減ってるみた…

萌え茶道部の文貴くん。第五章・第八話

闇にうごめく獣たち 暗闇と言ってしまっても過言では無い、土壁に覆われた小さな部屋。 そこにたいまつが二つ灯り、暗闇から祭壇を赤く照らし出す。「……どうッスか、お爺サマ? 何かわかったッスか?」 「……ウム……これは間違い無く、『キツネの毛』じゃぁな…

この世界から先生は要らなくなりました。   第02章・第01話

ボクは先生になる夢を先送りしました ボクは自宅のボロアパートへと帰宅した。 今どき四畳半の畳が、ボクを出迎える。「時代の波に抗い続けたこの畳とも、もう直ぐお去らばか」来月には隣接する道路の拡張工事とやらで、アパートの取り壊しが決まっていた。 …

一千年間引き篭もり男・第03章・04話

奇妙な授業風景 窓の向こうに広がる風景は、ボクがまだ千年前の高校に通っていた頃と変わらない。 教室を見渡すと、千年前にボクを殴ったチャラい男子生徒や、頭の悪そうな女子生徒もいる。そこに、未来の住人であるハズのクーリアや、真央がいて、時澤 黒乃…

一千年間引き篭もり男・第03章・03話

簡単に得られる知識 「く、黒乃!?」 ボクは思わず叫ぶ。 小さな住宅街の、電信柱の下に立っていた女性のクワトロテールは、艶やかな黒ではなく栗色だった。「世音……どうしてキミがここに……!?」そこには、ついさっき別れたセノンの姿があった。 「その服……

この世界から先生は要らなくなりました。   第01章・第06話

タクシー 「当時は、政治家を選ぶハズの選挙が、『教民法に賛成かどうか』にすげ替えられた。どんな高潔な理想も、選挙の争点にしてしまうんだよ。政治家なんて、そんなモンさ」 ボク達は、大通りに面した居酒屋の前を通った。赤提灯が夜の闇に浮かび、中か…

萌え茶道部の文貴くん。第五章・第七話

キワモノ部の部長たちは、長机の自分の席に座り、本来の目的である対策会議を開始する。 生徒会長と副会長は出入り口側の端に座り、渡辺も自分の席に付くと、絹絵が現れた。「みなさ~ん、お茶が入ったッスよォ~♪ 今日はご主人サマに教えて貰って、アチシが…

一千年間引き篭もり男・第03章・02話

思い出の幻影 「ち、地球とは、なんと恐ろしい生物の生息する場所なのでしょう!?」 目を覚ましたクーリアが、震えながら言った。 「ゴメンね、クーリア。セミも、未来だと可愛いものなのかと……」「そんなおかしな感覚は、セノンさんだけです!」「一緒にし…

ラノベブログ・タイトル画像・        この世界から先生は要らなくなりました。003(完成)

この世界から先生は要らなくなりました。(完成) 『この世界から先生は要らなくなりました。』の、ラノベブログ用トップイラスト、完成です。 めっちゃ時間かかりました。もっと複雑な構図を、簡単(?)に描ける先生方はスゴイな。とりあえず、今連載中の…

萌え茶道部の文貴くん。第五章・第六話

悲劇のヒロイン 「……それは……」 綺麗な顔を、うつむかせる醍醐寺 副会長。 「大丈夫ですか、姉さま?」「でも、もう強がらなくていいんです」 そんな彼女を、浅間 楓卯歌と穂埜歌の双子姉妹が支える。 「貴女が、ここにいるみんなの不満を一手に引き受け、悪…

一千年間引き篭もり男・第03章・01話

宇宙船の中の街 ボクは、『時の魔女』の宇宙船に入るまでの間、束の間の宇宙遊泳を体験した。 火星の衛星であるフォボスは、当然ながら火星の軌道上を周回している。火星からの重力は遠心力と釣り合って、ほぼゼロのハズだが、火星からの重力を感じた。「火…

萌え茶道部の文貴くん。第五章・第五話

悪役ヒロイン オワコン部の他のメンバーと別れた後、茶道部のメンバーだけで少し寄り道をした。 「相変わらずココは、神秘的で落ち着くッスねえ」絹絵が呟く。「ほんと……大っきな木が三つ、天に向ってそびえてる!」「樹の葉っぱから見える星が……プラネタリ…

一千年間引き篭もり男・第02章・17話

プラネタリウムの舟 「お、おじいちゃんが、目的ですかぁ!?」 セノンが、大きな声で叫んだ。 「お前、千年前は有名人か何かだったのか?」 そうは見えないといった表情で、プリズナーがボクを見る。 「……有名人どころか、無名人さ。ボクがいなくなったとこ…

ラノベブログ・タイトル画像・        この世界から先生は要らなくなりました。002

ユー・クリエイター・ドットコム 『この世界から先生は要らなくなりました。』の、ラノベブログ・トップ画像。なんとかここまできた。 今流行りの『教育系ユーチューバー』ですが、この作品の発想もそんな感じですね。描いたのは一昨年ですが、何となく途中…

ラノベブログ・タイトル画像・        この世界から先生は要らなくなりました。001

この世界から先生は要らなくなりました。 『この世界から先生は要らなくなりました。』の、ブログタイトル画像を描き始めて数日。やっとこのレベルまできました。 メンドクサイなんてもんじゃないな……まったく!誰だ、こんな構図にしたのは!? まず、ヒロイ…

萌え茶道部の文貴くん。第五章・第四話

大須大茶会 渡辺は茶道部を、今回の計画に入れていなかった。 部員も橋元を除くと、絹絵と二人だけだったので、今回は撮る側に徹っするつもりでいた。それが急遽、双子が入部することになって事情が変る。 「……わたし達も、何かしたい」「考えよう、わたし達…

一千年間引き篭もり男・第02章・16話

ウィッチレイダー 「ハヨー、ハルモニアのコたち。可愛らしいコばかりじゃない」 舞い降りた機体のうち、ピンク色の一体が喋りす。元が小型の戦闘機であったため、アーキテクターに変形したところで小さかった。 「当たり前だろうが。どいつも、こいつも、精…