王都の激闘2 煤けた戦場の風が、雪影の頬を撫でる。 「いざ、参る」 剣士の両腕には、鞘から解き放たれた二本の刀。一振りは真っ白な刀身であり、もう一振りは漆黒だった。 「白夜丸よ、移ろえ!」 剣士の右手の刀が、淡雪のごとくほんのりと光る。……と同時…
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