ラノベブログDA王

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一千年間引き篭もり男・第03章・09話

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銭湯

 ボクは、六十人にも及ぶ『娘』を引き連れ、かつてあった銭湯へと向う。
少女たちは全員が、薄いシャツにミニスカートを穿いていたが、デザインはまちまちだった。

 銭湯は『そらの湯』といい、ボクの記憶が正しければ小学校の三~四年辺りで取り壊され、集合住宅にされる。
「この街って、ボクの記憶で作られてるんじゃ無いのか? どうして無くなった銭湯が……」

 目の前には、ボクが高校のときには無くなっていた、懐かしい銭湯が存在していた。
「ホントにあるんだな。昔、たまに親父と来たっけ。家に風呂がある時代だから、そんな頻繁じゃ無かったケド」

 ボクは、当然ながら男湯の暖簾をくぐり抜けようとする。
「ねえ、そっち男湯だよ?」「たまにはこっちにしようよ?」
「いやいや、気分で女湯に入っていいワケが無いだろ?」

「だいじょうぶだよ」「今は人が来ないようにしてるから」「入ろ入ろ!」
 少女たちに引っ張られて、ボクは強引に女湯の暖簾をくぐらされる。
彼女たちが言ったように中に人はおらず、番台にすら人の姿は無かった。

「ウチよりは広いね」「お風呂、お風呂~♪」「パパも早くゥ」
 少女たちは恥じらいもせず、バサッとシャツを脱ぎ、スルッとスカートを降ろす。
すると平坦な胸と、可愛らしいパンティがあらわになった。

「なんかコイツらのパンツ、アイスクリームみたいな色だな……」
 五種類の髪の六十人の少女のパンツは、やはり五種類しか無かった。
「あれ……アイスクリーム? この色、どこかで……」

 それは、千年も時間を遡る話だった。
「あの日……黒乃がボクの部屋を訪ねてきた日、彼女は廃坑に向かう途中で、アイスクリームを買った。廃坑の地下深くの冷凍カプセルの前で開けた、アイスは五種類……」

 ボクは再び、少女たちの可愛らしいお尻に目を移す。
「オレンジキャンディ、ピンクマシュマロ、チョコナッツ、マスカットゼリー、ソーダミント……!?」

 この六十人もの少女たちは、黒乃と何らかの関係があるのは明白だった。
「でも黒乃……キミはフォボスの地下で……なのにどうして!?」
ボクは、六十人のウィッチ・レイダーに、途端に興味が沸いた。

 オレンジ色のボブヘアの十二人は、黄色のシャツに黄緑色のミニスカート、オレンジと山吹色の横縞パンツを穿いている。
「日に焼けた肌に無邪気な性格。五種類の中で一番子供っぽいと感じるな……」

 ピンク色のほわほわミディアムヘアの十二人は、ピンクのシャツに白いミニスカート、ピンクの下地に白いハートが散りばめられたパンツを穿いていた。
「このコたちは白いきれいな肌だ。性格は大人しくおしとやかだし、女の子っぽい?」

 とりあえず二十四人を確認したところで、ボクは彼女たちに纏わりつかれる。
「パパのエッチィ!」「なに、娘のお尻見てるんですかぁ!?」
「なにがエッチだ。それよりちゃんと、身体流してから湯舟に入るんだぞ」

「はあい!」「わかりました、パパ」
 オレンジ色髪のの十二人は、湯桶で頭からお湯を被ると、無邪気に湯舟にダイブした。
ピンク色の髪の十二人は、胸を隠し恥じらいながら、お湯のシャワーを浴び湯舟に浸かる。

 次に脱衣場に現れたのは、チョコレート色の小さなツインテールの十二人の少女だった。
ベージュ色のシャツに、赤と黒のチェック柄のミニスカート、ナッツ色にブラウン水玉のパンツだった。
「髪も軽くウェーブがかかってるし、肌は茶色っぽい。小悪魔系かな?」

 その向こうで着替える、マスカット色のポニーテールの十二人の少女。
紫色のシャツに、ピンク色のミニスカート、マスカット色に白のストライプパンツを穿いている。
「おでこも広くて肌も真っ白……知的で不思議な感じがするコたちだ」

 最後に残った、ソーダ色を髪の三つ編みお下げにして、手前に垂らしている十二人の女の子。
真っ白なミニスカート風のワンピースで、ソーダ色に小さな白ドットのパンツを履いていた。
「このコたちは、おっとりしていて、甘えん坊な感じかな?」

「なに、ブツクサ言ってんだよ、パパ。え~い!」「おわあッ!?」
 ボクのシャツが、チョコレート色の髪の少女たちによってはぎとられる。

「服着てお風呂は入れない」「パパァ、早くお風呂入ろ、入ろ」「ちょ……まて、お前ら!?」
 マスカット色の髪の少女たちにズボンを脱がされ、ソーダ色の髪の少女たちによって銭湯の風呂に運ばれる。


「パンツも、ジャマァ~!」「こ、こうなったら……ままよ!!!」
 最後のパンツまで陥落したボクは、堂々と湯桶で頭から水を被ると、娘たちの詰まった湯舟に鎮座した