ラノベブログDA王

ブログでラノベを連載するよ。

王道ファンタジーに学園モノ、近未来モノまで、ライトノベルの色んなジャンルを、幅広く連載する予定です

ある意味勇者の魔王征伐

ある意味勇者の魔王征伐~第4章・11話

ジェネティキャリパー 燃え盛る街に、群がるゾンビや、スケルトン。 死霊の王は、配下のアンデット軍団が舞人たち相手をしている間に、長い詠唱を必要とする『高位暗黒魔法』を唱え始めた。 「マズイよ、舞人くん! このままじゃ、とんでもない魔法が来ちゃ…

ある意味勇者の魔王征伐~第4章・10話

溢れ出す死者 「こっちだ、がい骨! ボクに追い付けるかな!?」 舞人は、リーセシルたちから敵の目をそらすために、駆け出した。 「久々の地上よ。直ぐに遊び相手が居なくなっては、詰まらん。お前たちには、たっぷりと時間をかけて絶望を味あわせてやろう…

ある意味勇者の魔王征伐~第4章・9話

ある意味勇者の誕生 「……キ、キミたちが、覇王パーティーのリーセシルと、リーフレア?」 舞人の前に立っていたのは、みずぼらしい田舎娘ではなく、覇王パーティーが誇る双子司祭だった。 「そうだよ。今回は秘密の捜査でキミを……ムゴォ!?」 妹は、咄嗟に…

ある意味勇者の魔王征伐~第4章・8話

幼なじみと漆黒の髪の魔王 双子司祭が、『死霊の王』と名乗るアンデッドと戦っていた、調度その頃……。 「もうッ、暴れないでよ! 子供じゃないんだからぁ!!」 パレアナは、舞人から奪い取った漆黒の髪の少女を、教会の風呂に入れていた。 「どうして『闇の…

ある意味勇者の魔王征伐~第4章・7話

死霊の王 遠くで立ち昇る煙に、恐怖と混乱で逃げ惑う人々の悲鳴が混じって聞こえる。 「一体、何が起きたの。リーフレア!?」「わかりません! でも、この魔力……まさか、あの少年のモノなのでしょうか?」 双子は顔を見合わせたが、その『答え』はすぐに不…

ある意味勇者の魔王征伐~第4章・6話

蒼い髪の少年と双子姉妹 舞人が市場までやって来てみると、瓜二つな顔の少女が二人ゴソゴソと、『因幡 舞人・武器屋』のあった辺りをイジくり回していた。 「……え~っと、キミたちここで何をしてるのかな?」「ふぎゃあああぁぁーーーッ!?」「わたし達は決…

ある意味勇者の魔王征伐~第4章・5話

ルーシェリア・アルバ・サタナーティア 「このコが、魔王ってさ? 本気で言ってるの……舞人?」 ……と言いつつも、パレアナの関心は既に、舞人の連れ帰った『魔王らしき少女』に移っていた。「確かに瞳は紅いし、信じられないくらい綺麗な肌に、綺麗な黒髪ね」…

ある意味勇者の魔王征伐~第4章・4話

ニャ・ヤーゴ会議の行方 背の高い椅子が並べられた、ニャ・ヤーゴ城の会議室。グラーク・ユハネスバーグが口を開いた。 「シャロリュークよ、『謎の剣』について調査を依頼したい。『消えた魔王』に関わりがあるとなれば、急を要する。無論、貴殿は名が知れ…

ある意味勇者の魔王征伐~第4章・3話

謎の剣と少年と消えた魔王 時間は遡る。 小都市に過ぎないニャ・ヤーゴにしては、立派だと評判の城の最上部にある『小領主の間』。ヴァカンベル平原で約束された『軍議』は、その日の夕刻に始まった。 「ねえ、シャロ。今回の魔王が消えた件、どう思う?」 …

ある意味勇者の魔王征伐~第4章・2話

少女の想いと舞い戻った少年 既にパレードは、『小さな街の軍隊』へと差しかかっていた。 「ウチの弱小軍隊も、無事に戻って来れたんだねえ?」「そうでも無いわよ。今回の戦で生き残ったのは、三分の一にも満たないんだって!」 人ごみの中から、戦勝パレー…

ある意味勇者の魔王征伐~第4章・1話

英雄たちの凱旋 その日、ヤホーネスの小さな街『ニャ・ヤーゴ』は、歴史の中で一番に賑わっていた。 小さな街のこじんまりとした大通りには、大勢の人が繰り出し溢れんばかりに繰り出している。原因は、その日に行われた『戦勝記念のパレード』であった。 八…

ある意味勇者の魔王征伐~第3章・8話

グラーク司令官とプリムラーナ将軍 崖の上には、魔王の城を構成していた瓦礫の山が、大量に積みあがっていた。 「ふ~、やれやれだわ。アンタのマッチョも、たまには役に立つのね~?」「ウッセーよ、カーデリア! それよか、外の戦況はどうなった? まさか…

ある意味勇者の魔王征伐~第3章・7話

腑に落ちぬ幕引き 「アレが本当に、『ルーシェリア・アルバ・サタナーティア』……なのか?」 霧の向こうの少年らしき影に、疑問をていする赤毛の英雄。魔王の名前や異名については、魔物たちの間に知れ渡っていが、その容姿については結局のところ、対峙して…

ある意味勇者の魔王征伐~第3章・6話

霧の向こうに見えたもの 「いよいよ、魔王の部屋ですな。扉の向こうに魔王のヤツが居ると思うと、武者震いがします!」「我らとて、強くなっています!」「共に、戦いッましょうぞ!!」 別動隊の隊長も兵士たちも、城に突入したときから比べ、明らかに精悍…

ある意味勇者の魔王征伐~第3章・5話

赤毛の英雄 異空間の闘技場に、静けさが戻る。 隊長が筋肉男の小脇から抜け出し、周りを見渡した。「部下を……多くの部下を失ってしまった。お前たちの犠牲、無駄にはしない!」 辺りには傷を負った兵士や、命を落とした兵士の亡骸が横たわっていた。 「じゃ…

ある意味勇者の魔王征伐~第3章・4話

リーセシルとリーフレア 「す、凄い。一瞬にして三体もの巨人を、炎で焼き倒すとは……!?」 別働隊の隊長は、赤毛の英雄の偉業に驚きを隠せなかった。 すると巨人の別の固体が三匹、着地したクーレマンスと隊長の前に立ちはだかる。「クッソ、避けきてねえ!…

ある意味勇者の魔王征伐~第3章・3話

円形闘技場の死闘 カーデリアの活躍により、入り口付近(エントランス)の魔物を全滅させた覇王パーティーは、次の部屋の扉を開けた。 そこは部屋と言うよりは円形闘技場(コロッセオ)と呼ぶに相応しく、高い壁が円を描くようにそびえている。一行のいる中…

ある意味勇者の魔王征伐~第3章・2話

バニッシング・アーチャー 「ここが『冥府の魔王』にして『暗黒の魔王』の城かよ?」 魔王城は、禍々しい装飾の施された城門によって、固く閉ざされていた。「な、なんと巨大な城門でしょう。これを押し開けるだけでも、かなりの時を……」「どきな、オッサン…

ある意味勇者の魔王征伐~第3章・1話

ヴァカンベル平原の激闘 アソセシア大陸の中央部に位置する、ヴァカンベル平原。 普段は、魔物や野生動物が生息するだけの平原に、激しく舞う砂ぼこり。ニャ・ヤーゴ地方・小領主の騎士団軍が、魔物の大軍と交戦している。 「こりゃあ、かなりの劣勢だなあ?…

ある意味勇者の魔王征伐~第2章・2話

ある意味勇者の物語 次の日、蒼い髪の少年は、生まれ育った教会の扉を潜り抜け外に出た。 「ちょっと舞人、どこ行くのよ!」 後を追ってきた栗毛の少女が、必死に呼び止める。「言ったろ? ボクはこの教会との縁を切ったんだ。出て行くよ」 パレアナが少年の…

ある意味勇者の魔王征伐~第2章・1話

少年が見た現実 次の日、『因幡 舞人』は、一人の少女と街を歩いていた。 「もう! 信じらんない!」 少女は栗色をしたセミロングの髪を、左右に分けて三つ編みに降ろしている。 「舞人って、バカだバカだとは思ってたケド、まさかここまでどうしようも無い…

ある意味勇者の魔王征伐~第1章・3話

ある意味勇者の伝説 「舞人よ? 金はこれで全部……じゃねえよな? まだまだ他にあるんだろ?」 武器屋の親父は少年を、初めて『間抜け』では無く名前で呼んだ。 「ああ。八億のうち、二億ダオーは生まれ育った教会にくれてやった。多少の恩もあるし、手切れ金…

ある意味勇者の魔王征伐~第1章・2話

ザ・ステューピッド(間抜け) 「結局、ロングソード・オブ・カーズと、ナイフ・オブ・シックが一本ずつだけかよ」 夕刻になり、客の流れは既に武器屋から、食べ物や酒を振舞う屋台へと移っていた。 「あ~あ、それにしてもこの剣、売れね~なぁ? 確か曾爺…

ある意味勇者の魔王征伐~第1章・1話

覇王パーティー 草が生い茂る、半ば崩れかった城壁に囲まれた小さな町。「へいィ~へいィ! お兄さん方……腕の立つ勇者様ご一行とお見受けしやした!」 剣や斧、槍などを一通り並べた終えた露店武器屋の親父が、雑踏の中を通り過ぎようとする、六人パーティー…