ラノベブログDA王

ブログでラノベを連載するよ。

王道ファンタジーに学園モノ、近未来モノまで、ライトノベルの色んなジャンルを、幅広く連載する予定です

キング・オブ・サッカー~登場人物紹介・043

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壬帝 輝流(みかど シャル)

職業    :チームオーナー
身長    :177cm
体重    :72kg
利き脚   :右脚
背番号   :11(現役時代)
愛称    :シャル
出身地   :静岡県
好きな食べ物:もんじゃ焼き、うな丼
嫌いな食べ物:うなぎのゼリー寄せ、ひつまぶし

プロフィール

 エトワールアンフィニーSHIZUOKAの代表を務める、若きカリスマオーナー。
元はZeリーグのスター選手であり、現役時代はドリブラーとして名を馳せた。

 後にヨーロッパに挑戦し、フランスのサンティチェンヌを始め各国を渡り歩く。
現役を引退した後も世界を放浪し、世界各国のサッカー界と人脈を持つコトから、エトワールアンフィニ―のチーム設立を、日高オーナーから任される。

 強引な手法で買収したチームを元に、自身の理想とするスポーツ科学と戦術分析に基づいた、規律正しいチーム作りを目指す。
規律を重んじる余り、自由なサッカーを求めるロランら主力選手の反発を招いた。

 ヨーロッパの挑戦時には、当時所属していたサンティチェンヌのユース選手だった、フィツ べリックと知り合う。
現役引退後に、Ze1チームの監督に就任した際には、べリックに来日を要請する。

 補強にあたってもべリックに意見を求め、ヴィラール、ヴァンドーム、ヴォーバンの3名を獲得した。

 現役時代はスターとして輝きを放ち、ドリブラーでチャンスメイクを得意としたプレースタイルから、アタッカーとしての才能も開花させ、得点を量産した。
自分の信念を曲げない性格で、それ故敵も多い。

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キング・オブ・サッカー~登場人物紹介・049

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ドミニク ヴォーバン

ポジション :GK
身長    :191cm
体重    :84kg
利き腕   :右腕
背番号   :1
愛称    :フォートレス
出身地   :フランス・マルヌ県(マリ共和国)
好きな食べ物:ザメ、ソシソン・ショー
嫌いな食べ物:生卵

プロフィール

 エトワールアンフィニーSHIZUOKAに加入した、25歳のゴールキーパー。
日高グループの財力と、日本に帰化したフランス人で友人の、ベルナール フィツ べリックの奨めもあって、チームに入った。

 共に来日を果たした、ヴィラール、ヴァンドームとも、フランスユース代表時に知り合う。
フランスでは、1部のリヨンで正ゴールキーパーとして活躍していた。

 前シーズンから、正ゴールキーパーを若手の選手に奪われており、セカンドキーパーの座に甘んじる。
レギュラーの座を奪い返せないままシーズンを終えたところに、べリックの誘いを受け来日。

 父がマリ共和国出身で、アフリカにもルーツを持つ。
柔軟な身体能力を活かしたセービングが得意だが、やや好不調の波が激しい。

 哲学者的な性格で、守備陣を要塞に見立てて後方から指揮をする。

 ユース時代の合宿で、日本のカルチャーに心酔するフィツ べリックの影響を受け、日本文化に大いに興味を持つ。

 とくに小説ベースのスペースオペラや、中国の歴史モノのマンガやアニメを好み、ゲームもシミュレーションやクラフトゲームを何時間もやり込む。

 建築物にも興味があり、いきなりスタジアムの構造や強度などを語り始める。

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キング・オブ・サッカー~登場人物紹介・046

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ベルナール フィツ べリック

ポジション :DF・MF
身長    :184cm
体重    :79kg
利き脚   :左脚
背番号   :4
愛称    :ベル
出身地   :フランス・アリエ県
好きな食べ物:目玉焼き乗せトースト、ラーメン、おにぎり
嫌いな食べ物:フィナンシェ

プロフィール

 エトワールアンフィニーSHIZUOKAに加入した、25歳の右サイドバック。
チームオーナーの壬帝 輝流(みかど シャル)が現影時代に、ヨーロッパに挑戦したときに在籍したフランスのサンティチェンヌの、ユースに所属していた縁で親しくなる。

 壬帝が現役を引退し、Zeリーグ1部チームの監督に就任すると声を掛けられた。
トップチームに上がる前に来日し、その後は様々なチームを渡り歩く。
元々日本のカルチャーに強い憧れを抱いていたため、日本に帰化申請をし了承された。

 エトワールアンフィニーSHIZUOKの立ち上げに当たり、シャルオーナーに戦力補強のアドバイスを聞かれ、友人だったヴィラール、ヴァンドーム、ヴォーバンを推薦する。

 来日して以降はキーパー以外の様々なポジションで起用され、どのポジションでもそつなくこなせる器用さを持つと評価された、バイプレーヤー。

 エトワールアンフィニーでは、右サイドバックがメインポジション。
フリーキックの名手で、魔術師と呼ばれる。

 人に信頼される誠実な性格で、フランス、日本問わず友人が多い。

 幼い頃から日本のマンガ、アニメ、ゲームにハマり、多くの友人にも強引に奨めた。
幼少時からかなりの数のアニメや漫画に触れて来たため、並みの日本人以上に日本のマンガやアニメに造詣が深い。

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キング・オブ・サッカー~登場人物紹介・047

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アベル ルイ ヴィラール

ポジション :DF
身長    :192cm
体重    :89kg
利き脚   :右脚
背番号   :5
愛称    :アベル
出身地   :フランス・アリエ県
好きな食べ物:牛肉のタルタルステーキ、カモのコンフィ
嫌いな食べ物:アンコ

プロフィール

 エトワールアンフィニーSHIZUOKAに加入した、26歳のセンターバック。
日高グループの財力と、日本に帰化したフランス人で友人の、ベルナール フィツ べリックの奨めもあって、チームに入った。

 共に来日を果たした、ヴァンドーム、ヴォーバンとも、フランスユース代表時に知り合う。
フランスでは、1部のパリで中心選手として活躍していた。

 恰幅の良い体つきで、当たり負けするコトはほとんど無い。
センターバックとしては、自らボールを持って前線に推し上り、ゲームメイクやフィニッシュに絡む働きをするリベロ。

 コーナーキックでは、ヴィラールと共にヘディング要員。
半面、スピードに欠けるところがあり、あえて最終ラインを下げて、相手にボールを持たせる場合もある。

 豪放磊落な性格で、かなりの逆境にあっても動じず笑い飛ばす。
フランスユースやパリに置いても、キャプテンを任されるコトもあった。

 ユース時代の合宿で、日本のカルチャーに心酔するフィツ べリックの影響を受け、日本文化に大いに興味を持つ。
とくに、願いを叶える球を集めるアニメ・漫画を好み、日本の同作品のゲームタイトルをプレーする。

 フランス代表にも召集されてはいるが、興味が無いからと断っている。

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キング・オブ・サッカー~登場人物紹介・048

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アルセーヌ ド ヴァンドーム

ポジション :DF・MF
身長    :189cm
体重    :84kg
利き脚   :左脚
背番号   :6
愛称    :ヴァン
出身地   :フランス・アリエ県
好きな食べ物:アントルコート・ア・ラ・ボルドレーズ、赤ワイン
嫌いな食べ物:ビール、ハム

プロフィール

 エトワールアンフィニーSHIZUOKAに加入した、25歳のセンターバック。
日高グループの財力と、日本に帰化したフランス人で友人の、ベルナール フィツ べリックの奨めもあって、チームに入った。

 共に来日を果たした、ヴィラール、ヴォーバンとも、フランスユース代表時に知り合う。
フランスでは、1部のボルドーで中心選手として活躍していた。

 元々、中盤の底でボランチを務めていたコトもあり、場合によってはボランチで起用される。
センターバックとしては、ロングパスでゲームを最後尾から組み立てると共に、サイドに展開してアーリークロスを上げるなど、攻守に活躍するリベロ。

 コーナーキックでは、ヴィラールと共にヘディング要員。

 懐疑的な性格で、合う人間とはとことん合うが、合わない人間とはとことん合わない。

 ユース時代の合宿で、日本のカルチャーに心酔するフィツ べリックの影響を受け、日本文化に大いに興味を持つ。
とくに忍者を題材にしたアニメ・漫画を好み、ゲームも日本の戦国時代モノをプレーする。

 半面、フランス代表からは遠ざかっていた。

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この世界から先生は要らなくなりました。   第08章・第24話

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公開手術

「きっと、大丈夫だ。アイツらを、信じよう……」
 栗毛の生徒の肩にそっと手を回したボクは、その小ささに驚いた。

 幼いころに両親を失い、近年には最愛の兄までもを病気で失ってしまったユミア。

 政治家の息子が引き起こした交通事故で、両親を失ったカトルとルクス。
2人の気持ちを、親身になってに感じられるのは彼女だろう。

「止めろ、カトルを放せェッ!」
 姉の弱った心臓を心配し、必死に叫ぶルクス。
焦燥感が溢れる顔には汗が滲み、青い澄んだ瞳からは涙がこぼれ落ちている。

「あの鎖、引き千切れないかな。先生、アタシ行って試してみてイイ?」
 ルクスの身体を縛る鎖を、パワーで引き剥がそうとするライオンたてがみ少女。

「レノン……お前だったら本当に出来そうな気もするが、もうすぐ曲も終わる」
 ボクは自分にも、そう言い聞かせていたのかも知れない。

「死んじゃう。このままじゃ、ホントにカトルが死んじゃうよォ!!」
 ルクスの伸ばした手の先には、十字架のカタチをした魔物に捕らわれた姉の姿があった。
星色の髪をした双子の姉は、真っ青な顔で魔物の胴体にくくりつけたまま、会場の宙に浮かんでいる。

「でも先生。カトルちゃん、ホントに手術されてるみたいに見えるですゥ!」
 普段は大人しいアリスまで、大きな声を上げた。

「手術か……カトル……」
 ドームの天井にぶら下がった巨大な4面パネルに映る、魔物の手術台にくくり付けられたカトル。

 のこぎりやドリルを先端に付けた節手が、彼女の胸の辺りを切り開いている。
けれども会場の殆(ほとん)どの人の視線は、宙を飛び回るレアラとピオラに集中していた。

「最初はなんだかアイドルっぽくない演出だと思ったケド、これはこれでアリだな」
「ああ、曲の雰囲気にマッチしてる」
「ダークアイドルってのも、悪くない……イヤ、むしろサイコー!」

 観客席から湧き上がる、熱狂と声援。
それがマックスに達したとき、レアラとピオラは『デビルズ・サージュリ』を歌い終える。

 同時に、横になった十字架の魔物の上部から、激しい血飛沫が吹き上がった。
次の瞬間、魔物が轟音と共に爆散する。

「イヤアアァァア、カトルゥッ―――――!!?」
 美しき双子天使の妹の、悲痛な叫び声がドームの壁に反響し木霊した。

「せ、先生、カ、カトルちゃんが!?」
「こ、これも演出なんだよね。ねえ、先生!?」

 魔物と共に四散し、姿を消したカトル。
ボクはもう、自分でも何が正しいのか解らなくなっていた。

『生贄(サクリファイス)は、捧げられた』
『闇の手術によって流れ出た血が、冥府への扉を開く!』
 天井一面を覆う透明パネルが、赤をベースとした黒い渦巻き模様に変化する。

『さあ、聖なる天使の血によって、闇の魔王が降臨するのだ』
『これより先、この世界は魔族が支配する!』

 ドームの天井から、赤い大きな雫がポタポタと落ちて来た。

「こ、今度は、一体なにが起きるんだ!?」
「知るかよ。ここまで凝った演出は、見たコトねェぜ」
「こんなにスリリングなアイドルステージって、マジすげえわ」

 遠くを見ると、会場中に血の雨が降り注いでいる。

「これは液体にも見えるが、ナノ・マシーンの集合体のようだね」
 久慈樹社長が言った。

 ボクも雫を手に集めてみると、集まった赤い液体は体を濡らすコトも無ければ、服に染み込むコトもなく、床へと流れ去る。

「まるで、カトルの血みたいだわ、先生」
 ボクの傍らで、ユミアが目を見開きながら怯えている。

「そんなハズはないさ。カトルは多分、どこかで休んでいるんだ」
「どうしてそんなコトが、言えるの。もし、カトルの身になにかあったら……」

「もしカトルの身になにかあったら、警察や救急隊が動いている。そうですよね?」
 タリアのドローン襲撃事件の後だけあって、ステージ脇にはまだ警察官や救急隊員の姿もあった。

「残念ながら、確証は持てないよ。今回のライブのステージ演出は、全てレアラとピオラに任せっきりと言っただろう。ボクやスタッフでさえ、完全には状況を把握できていないんだ」

 久慈樹社長の言い訳の間にも、紅い雨は降り続き、巨大なすり鉢状のライブ会場を流れ降る。
赤い雫はやがて、赤い濁流となって底辺の中央ステージに集まり、巨大な怪物の姿で実体化した。

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キング・オブ・サッカー~登場人物紹介・041

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熱田 折火(あつた オリビ)

ポジション :MF
身長    :176cm
体重    :70kg
利き脚   :左脚
背番号   :7
愛称    :オリビ
出身地   :静岡県
好きな食べ物:チーズフォンデュ、ヒラメのムニエル
嫌いな食べ物:がんもどき

プロフィール

 エトワールアンフィニーSHIZUOKAに所属する、18歳のボランチ。
前身となった沼津のサッカークラブでも、ロランと共に中心選手として活躍していた。
冷静で論理的な性格だが、人を操る術にも長けている。

 チームのエースであるロランとは、子供の頃からサッカーでコンビを組んでいた幼馴染みであり、互いに気の知れた仲。
直情型のロランには手を焼かされる場面も多く、いつも彼の起こした事件の尻拭いをさせられる。

 中盤の底で指揮者(コンダクター)として機能し、豊富なサッカー知識に裏打ちされた、華麗な守備を得意とする。
長短のパスでゲームを作り、ロランとのコンビプレイでチャンスを演出。

 前が潰れたときに走り込んでのシュートも得意で、セットプレーのキッカーになるコトもある。

 デッドエンド・ボーイズの御剣 一馬と、ロランが入れ替わった事件のときも、記者会見でのロランを本人では無いと見抜き、冷静な判断で一馬をサポートした。

 静岡に行くハメになった一馬に寄り添い、ロランを保護した倉崎とも連絡を取って情報を交換し、事態の収拾に務める。
ロランと同様、元のチームを強引に買収した日高オーナーのコトは、快く思っていない。

 ロランの想いも解っているため、当初は反対するものの、最終的に彼の行動をサポートする。

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